トゥレット障害という病気をご存じの方は少ないかもしれませんが、チックという一群の神経精神疾患のうち、音声や行動の症状を主体とするものです。
トゥレット障害の患者さんです。
年齢:20代
性別:男性
症状:トゥレット障害、鼻炎、軽うつ(運動障害)
治療開始日:H27.3.16~
どこにいても自分の意思に関係なく、1分~3分間隔で高音のしゃっくりのような音声症状(奇音を発する)が出るので、本人の感じるストレスは測り知れません。
大学の卒業を控えて、就職活動にも影響があり、ご両親も心配されお母様も相談に来られました。
初回から脳内神経の邪気を取り出し、バランスの崩れた経絡の流れを整え、特に消耗した腎経のエネルギーを補う施術を行いました。外気治療を始めると間もなく音声症状が治まってきました。
60分の施術時間中一度も症状は出ませんでした。
二回目の施術以降も治療が始まると症状が治まり、週1回の施術を2カ月行いました。
現在まだ治療中ですが音声症状の頻度が劇的に減少し、日常生活に支障の出ない程度に改善されました。
先日の施術の折には「就職が決まりました」と嬉しいご報告をいただきました(^o^)/
映画「Front of the glass」ではトゥレット障害に苦しんできた男の子が成長して障害を乗り越え、教職に就く物語です。
この病気を理解するのに大変お勧めの映画です(^^) (担当:王、前田)