神経の働き | 王気功 オフィシャルブログ 「医者仁術」

王気功 オフィシャルブログ 「医者仁術」

様々な病気で王気功に来られる患者さんとの日々と東洋医学豆知識や養生法、中医学、医療気功による治療を紹介していきます。

西洋医学の話になりますが、私達の体の中で呼吸、循環、消化、代謝がスムーズに行われているのは神経系がそれらの働きをうまくコントロールしているためです。

神経系の脳・脊髄・末梢神経のうち、末梢神経は全身を網羅したいわば通信網。中枢神経(脳・脊髄)に情報を送る一方、中枢神経から送られてくる指令をからだの各部分に伝えます。
末梢神経系は体性神経系と自律神経系に分かれ、以下のような働きをしています。


これらの神経伝達がうまくコントロールできなくなると体の各部位や全身に異常が現れます。
本日の患者さんです。本日で4回目の治療です。

年齢:29歳 M.K.様
性別:女性
症状:体の不随意運動、異常な疲れ、外見の変化
治療期間:H.27.3.13~

神経の異常な発信、反応により、顔面から全身に及ぶ不随意運動に苦しんでこられました。全身の異常な疲れと首から腰までのひどいコリといった自覚症状も深刻なものでした。
これまでの症状を詳しくメモに書いてご持参下さいました。

10年以上にわたる薬剤の長期服用はこれらの神経症状と無関係とは言い切れません。

エネルギーの消耗も激しかったため、腎経を始めとした各経絡から「気」を補う施術を行いました。経絡の滞りを通していくに従い、冷えや火といった「六邪」も取出しながら全身の気の流れを調整していきました。

脊髄の中に「気」が入ると、自律神経が反応し、それぞれの内臓に「気」を繋いていきます。それによって自律神経が本来なすべき正常な働きを取り戻していくのです。

患者さん皆さんに初回受診時にお伝えしているのですが、治療を受けてからのお体の変化を日記やメモなどに書いておいていただくと、治療が進むにつれてのお体の変化を客観的に見られるようになります。これはご自身のお体と症状に向き合うとても大切な回復へのプロセスなのです。

M.K,さんは毎回お体の変化を日記に付けて下さり、その日記帳には治療時に説明したことやご自身の体調の変化が詳しく記されていました。
 
三回目まで毎回ご同伴されてきたお母様も今回はいらっしゃらずに、お一人で治療に来られました。一回の治療ごとに目に見えて元気を増してこられたM.K.さん、細胞修復は順調に進んでいます。
                               (担当:王)
M.K.さんの日記より