$草の根通信

地域支援員の第8回研修会が12月18日に長岡市のパストラル長岡で開催された。第8回から第11回までの研修会では、これまでの支援員の活動の総括をおこない、今後の活動のロードマップを描く事を目的としている。また、今回の研修会は2年会の活動報告会をおこない、これまでの活動の「成果と課題」、それを踏まえての「課題の原因を見つけ、成果をどう伸ばしていくか」という先のイメージを作る事を目的としていた。
各サテライト及びセンターの発表の中で気になった部分をあげていくと
■小国サテライト
女性のネットワークづくりが盛んであり、他の地域と比べても女性の活躍の場が非常に多い。また、将来控訴についてもMTNサポートという地域運営法人?が設立されており、基金終了後の計画もおこないやすいのではないだろうか。
■栃尾サテライト
『昔の写真を使って未来を考える』というオーラルヒストリー的な地域づくりの手法は、早大の後藤研出身者がいるからだろうか?集落活動の一貫として、写真という当時の風景を掘り起こす事は、今までの集落生活の中での誇りがどこにあるのか?を共通の認識と出来るので良いアイディアだと思った。
■山古志サテライト
山古志サテライトでは、事務所の場所柄か支援員と住民の距離感の近さが感じられた。またコメントの中には、集落住民との距離感が近いだけに、事務作業をおこなう時間が少ない事等問題も少なからずある事が分かった。
■長岡センター太田地区
太田地区は支援員の配置が他のセンターよりも遅く、発表の中でもまだ手探りな部分が多いことが分かった。
■小千谷復興支援室
小千谷の復興支援室は東山地区の発表しかおこなわれなかった為に少し残念に思える。支援室としての活動の戦略等が見えづらかった。
■川口町地域復興センター
地域の自律に支援員がどこまで関わるのか?というお題があったが、非常に難しいお題だと感じた。地域の自律の為の支援とは何か考える必要があると感じた。

今回で2回目の研修会参加となった。今までの活動の雰囲気が網羅できた部分もあれば、今までの経緯が分からない中で、発表の内容がつかみづらい部分も多かった。 (2009.12.18 杉井)