★①組織社会で働くということ
②中途の女性が組織社会で働くということ
③仕事でやりたいことを考えるということ
④一生の時間を何に使いたいかを考えるということ
⑤結婚とかひとりで生きていくとかのこと
⑥単身渡米に対しての価値観
⑦勉強することの幸せ
⑧いろいろな人と出会うことの幸せ
28から37までの9年間、
一部上場企業の流通業界で働いていました。
わたしが中途入社した翌年に、新入社員の女性社員が半分になったといって、喜んでいた会社で、典型的な男性社会でした。
23から28までは、地元のデパートで働いていて、地方都市なので当然のごとく男性社会ではあるけれど、デパートなだけあって様々な事情をもった女性もたくさん働いていて、いわゆる組織みたいなものとは違ったので、わたしは企業で生き抜いていく術みたいなことがわからないままそこそこな大企業に中途入社してしまってたんだなぁと思います。
地方のいわゆる進学校をでて、国立大学にはいって、就職活動で挫折して、ワーキングホリデーして、帰ってきて、デパートで働いて、それなりにトントンと面白い仕事もさせてもらう。
大卒の人間が珍しいから、面白いねっていうことで人事に取り上げてもらった。
だけど、地方都市にいて、生温い環境にいるということだけはわかっていて、
東京に憧れて憧れてやまなくて、もうどうしようもないから、資格をとることを理由にして飛び出した。
こんな風に20代を過ごしてきてしまったものだから、
自分がやりたい仕事を出来る環境をつくるために
>組織の中で人間関係を築いたり、
>自分はどういう人間だと思ってもらおうとか考えたり、
。。。そういう戦略みたいなことは出来なかった。しようという考えに至らなかった。
組織の中で受け身で居すぎて、いま思えば、自分はいいポジションにいって当たり前なはず、、みたいなことを考えていたのかもしれないです。
自分は頑張り屋さんなんだから、がんばっていれば、褒められて当たり前だし、だれかがみていてくれるのかなぁと思っていたりもした気がします。
頑張り屋さんというのは、何にも役に立たない。
これが組織だなと、今になって思う。
自分の中だけで必死に戦っているだけでは、自分を満足されるためのだけであって、結果をだしているならそれを認めてもらわなければいけないところが会社組織なんだなと思った。
組織は階層で、各層にヒエラルヒーがある。
その各層も小さな組織でそこでトップになったら、次の階にいける。
この長になるのが出世とかだけど、この席に座らせる人間は、
上層階の人からすれば、自分の手駒のひとつなので、
自分の指示を忠実にこなせて、そこそこの結果が出せる人間を選ぶようになる。
さらに言えば
この席に座らせる人間は、同期グループという枠の中から人選したりするようなこともあって、
○年入社の中でのホープはAだから一番最初に出世させて、
彼のライバルとしてBも遅れて出世させる。
Cも優秀だけど、営業はAとBの2党体制でいいから、Cは内勤に。。。
○年入社の次の年は、AかBがうまくいかなかったら、優秀なDを出世させて。。。
有名な漫画に描かれているようなことが
リアルに、リアルにというかもっともっとドロドロの現実があった。
でも、わたしはそれに気が付かなくて、
こつこつ真面目にやっていることが大切なんだと思っていた。
でも、一生懸命まじめにやっていても、
「あなたのポジションは損だよね」
とか
「イメージが悪いよね」
とか言われるようになって、いったい何がなにやらわからなくなっていった。
結局、そのイメージとやらに足をすくわれて、ポジションを奪われてしまったのだけども。
(何があったかということについては、また後で書きます)
それはさておいて、
この組織というものの中で生き抜いていくのに、ポイントを掴んでやっていかなきゃならなかったんだなとつくづく思った。
いいかえると。。。
>上層部のひとたちとコミュニケーションとること
>自分が出した結果に対してのアピールすること
もちろん前提として、与えられた物事への結果を出すとかはあるけども。
(実際のところ、仕事が転生で天才的にできる人なんて一握りだしさ。)
さらにさらにいうと。
ストレートに男性社会だとこれだけだけれども、
わたしの場合は、属性が中途社員、しかも女性という、非常にせまっこい枠にいたので、
より組織のなかにはめにくい存在だったのだから、余計気にしなければならなかった。
そうだった割に、本部のなかにもぐりこんで働く経験ができたので、
それは、当時の上司や人事部長のおかげだなと、感謝しております。
中途で女性に何が起きるかということはまた別途。