昨年、今年と我がクラブは6年生が少なくなっています。
ワンマンで運営している私の人望の無さか?誰かの陰謀か?(笑)
一番の要因は、現高1~中2の世代が各学年20名前後在籍し、多い時は部員数が70名くらいになった為、当時の低学年を積極的に受け入れなかった事にあります。
部員数はさておき、先輩が少ない事で、大会参加経験者も少なく、出場にあたっての注意事項等が伝承されていないのでは?という事が心配です。
1期生たちが大学生になり、北海道に行っていた子たちも帰って来て、最近彼等と話をする機会が時々出来ました。
「お前等と大会行き始めた頃は、毎回怒ってたよな~」って言うと、「誰々が駄目だった」とか、「俺が悪かった」とか言ってます。
(怒るのは好くない、注意しろとか叱れとかという議論はおいておきます。競技以外の駄目な行動、態度は怒ります)
トラックを横断する時は廻りを好く見ろ、トラック内側のレールを踏むな、通路やスタンドを走り廻るな等々自分も他人も危ない事やマナーについては当たり前のように強く注意しました。
特に何度も注意をしたのが、ベンチ(椅子)の上に靴を履いたまま乗るなって事でした。
みんなが座る場所に靴で乗るのか、他人が靴で乗った所に自分は平気で座れるのかって事です。
そして自分たちが戦わせて貰う場所を大切にしろ!と散々言いました。
ただ、この事は大人を含め多くの人がやりがちです。
うちの子たちは、最初の子たちが何度も私に怒られたので、後輩に上手に伝えてくれたようで、2年目以降はこういった注意はかなり減りました。(というか、ここ数年はゼロでした)
中学生、高校生の大会に行っても、ベンチの上をシューズを履いたまま移動して行く選手、大人がいます。また、そこまではしなくてもベンチに足をかけてシューズを履きなおすなんてのは、日常茶飯事です。
かつて、大学生の大会を観戦中、私のすぐ傍に有名な大学の本人も有名な監督が立っていました。
ミーハーな気持ちで「お~、○○監督だ!サインでも貰おうかな」なんて少し思ったりしていましたが、数分後に自分の学校の学生のレースが始まると、いきなりスタンドのベンチの上に飛び乗って指示(声援)を送りました。
彼をリスペクトする気持ちは一気になくなった事は、言うまでもありません。
きっと彼の指導する選手は、みな平気でそんな事をするのだろうなと思いました。
自分自身も他人から見れば、「なんだあいつは」と思われている事もあると思いますが、子供たちには出来るだけ正しい行いを指導して行きたいと思います。
走っている者同士が衝突すれば、大きな怪我をする事、みんなが使う場所、ましてや自分たちが競技をさせていただく場所には敬意を払って使う事等々、大会に出場しながら覚えていって欲しいと思います。
もしかしたら、「お前が言うな」って思う方もいるかも知れませんが…。