この写真を見てください。

香川県観音寺市にある「天空の鳥居」からの絶景です。

青い空、白い雲、そして眼下に広がる瀬戸内海と市街地。

まるで絵画のような景色が、ここには広がっています。

実は、この写真の中に、私たちの和布団工場があります。

「どこにあるか、わかりますか?」

ヒントは、青い屋根です。

小学生の頃の思い出

私が小学生だった頃、この山は「遠足で登る場所」でしかありませんでした。

クラスメイトと一緒に、汗をかきながら山道を登る。

頂上に着いたら、お弁当を食べて、少し遊んで、また下山する。

それだけの、ごく普通の遠足コースだったんです。

 

当時の私にとって、この神社は特別な場所ではありませんでした。

ただ「ちょっと疲れる山登り」というだけ。

頂上から見える景色も、「ああ、うちの方が見えるな」くらいの感覚でした。

「天空の鳥居」として有名になった今

それが今では、「天空の鳥居」として全国的に知られる観光スポットになっています。

週末になると、県外ナンバーの車がたくさん駐車場に並び、多くの観光客がこの絶景を目当てに訪れます。

SNSで写真を撮る人、カップルで訪れる人、家族連れで来る人。

かつて私が遠足で登っていた、あのただの山道が、今では「映えスポット」として人気を集めているのです。

地元の景色が有名になる不思議

地元の人間として、この変化はなんだか不思議な感覚です。

何十年も変わらない景色なのに、見る人が変われば、その価値も変わる。

私にとっては「いつもそこにある風景」だったものが、誰かにとっては「わざわざ訪れたい特別な場所」になる。

これって、布団作りにも似ているなと思うんです。

布団作りと景色の共通点

私たちが作っている和布団も、昔から変わらない製法で作り続けています。

綿を丁寧に打ち、層を重ね、一針一針手作業で仕上げていく。

この作り方は、祖父の代から、父の代から、そして私の代まで、ずっと同じです。

当たり前のように続けてきたこの技術が、最近では「貴重な伝統技術」「職人技」として評価されるようになってきました。

天空の鳥居が観光地になったように、私たちの布団作りも、時代が変わることで、その価値が再認識されているのかもしれません。

この景色の下で、毎日布団を作っている

冒頭の写真をもう一度見てください。

この美しい景色の下、瀬戸内海を望むこの町で、私たちは毎日、和布団を作り続けています。

青い屋根の工場——見つけられましたか?

あの工場で、今日も綿を打つ音が響いています。職人の手が動いています。一枚一枚、丁寧に布団が仕上げられています。

変わるものと、変わらないもの

観音寺市は変わりました。天空の鳥居は観光地になりました。訪れる人も増えました。

でも、変わらないものもあります。

この美しい景色。瀬戸内の穏やかな気候。そして、私たちが守り続けている布団作りの伝統。

遠足で登っていた頃の私は、まさか自分が布団職人として、この景色の下で働き続けることになるとは思っていませんでした。

でも今、この場所で、この仕事ができていることを、とても誇りに思っています。

地元だからこそ、守れるもの

地元で生まれ、地元で育ち、地元で仕事をする。

それは決して特別なことではないかもしれません。

でも、だからこそ守れるものがあると思うんです。

祖父から受け継いだ技術。父から学んだ布団作りの心。

そして、この土地で培われてきた信頼関係。

観光客の方々が天空の鳥居を訪れるように、遠方からわざわざ私たちの布団を求めて来てくださるお客様もいます。

「この布団じゃないと眠れない」

そう言っていただけることが、何よりの喜びです。

おわりに:これからも、この場所で

天空の鳥居が、これからも多くの人に愛され続けるように。

私たちの和布団も、これからも多くの人に安らぎを届けられるように。

この景色の下で、私は今日も布団を作り続けます。

変わらない技術で、変わらない想いで。


追伸

もし観音寺市の「天空の鳥居」を訪れる機会があれば、ぜひ麓の景色にも目を向けてみてください。

青い屋根の建物が見えたら、それが私たちの工場です。

そして、もし良質な和布団をお探しでしたら、ぜひ一度、私たちの工場にもお立ち寄りください。

天空の鳥居で絶景を楽しんだ後は、伝統の和布団で最高の眠りを——そんな観音寺の楽しみ方も、いかがでしょうか。

工場見学・お問い合わせについて

私たちの布団作りに興味を持っていただいた方、実際に和布団を触ってみたい方、ぜひお気軽にお問い合わせください。

伝統技術を守りながら、これからも地元・観音寺から、心地よい眠りをお届けしていきます。