「うわー、これ持ってこなかったし。どうしようか悩んだのに。。。持ってこればよかった。」

それは部屋履き

仕事用の履きやすい靴1足しか持ってこなかった自分。
特にオフィスからも指摘は無かったので「ま、要らないか。」と削除したアイテム。
でも、シャワーの後や、フローリングの部屋についた自分の靴あとを見るたび、持って来てない事を悔やんだ。

シャワーはシャワー室があるわけでなく、トイレと一体。
個室のトイレの横にシャワーカーテンで区切りがあって、脱衣スペースとシャワー。
本当に狭い。
小さい自分でも狭くて圧迫感を感じるのに、ほかのクルーはちゃんと洗えてるのかしら。

余計な心配をあおられるほどの狭さ。




そしてもう一つ。ヨガマット

一日中立ち仕事。からだはカチコチ、足はパンパン。ストレッチしたくてもベッドではうまくいかず。床に寝転ぶわけもいかず。

ちなみに初のキャンプ地では、Road builder(道路建設)、Logger(土木関係)、Copper Mining(銅の採掘) の人たちが滞在しており、出入りの激しいキャンプ内は砂埃が舞っている状態。
自分の部屋もいつもざらざらした感じ。
そんなわけで、ベッド以外の清潔な場所を確保するため、ヨガマットを次回のチェックリストに記入。


続いて、不要だったもの。

なんといってもタイツと厚手のインナー。
たくさん持っていったにもかかわらず、活躍度ゼロ。
無駄に場所をとっていただけ。

外は極寒の-20℃。でも室内はものすごく暖かい。
キッチンにいたっては半そででいいぐらい。常に袖をまくっていた。
ブランケットはキャンプまでの移動中や、パソコンする時に羽織ったりしたりで大活躍。
寒い地域の防寒対策はしっかりしている。



サングラス・フォーク・スプーン・箸も要らない。
熊よけの鈴なんて、もっと要らない。
だって、外は大雪で散歩なんかに行けないし。てか、熊冬眠中だし。


最後は活躍したもの。

ハンガーとS字フック! 備えあれば憂いなし。
収納スペースはあったけれど、ジャケットやバスタオルをかけたり、カレンダー引っ掛けたりして、いろんな用途で使えたのですごく便利だった。
ちなみにワイヤーのハンガー。これだとカスタマイズできるので。

前回の持ち物に書かなかったけれど、折りたたみ式のバケツ(みたいなもの)。

容量は10L と、結構な大きさなのに、手のひらサイズに収納できるのでかさばらない。
コックコートを漬け置き洗いしたくても場所が無かっただけに、持ってきた自分に感謝。
足浴したり、湖でバーベキューするときに食器洗いで使ったり、仕事以外でも使っている。
いい買い物したな。

そして自分用の牛刀(大きいナイフ)とぺティナイフ
調理師たるもの、ナイフ無くしてどう仕事する。と思い、一緒に連れてきた。
もちろんキャンプのキッチンにも常備されてるけれど、自分のが一番信用できる。
本当に持ってきてよかった。

その他リストは以下のとおり。

<重宝したもの>
ワイヤーハンガー・S字フック・折りたたみバケツ・
洗濯ネット・大きめの布袋(ランドリーバッグとして)
洗濯洗剤(あったけど、業務用で漂白作用がきつく、色落ちが激しかったので自分のを使用)
ブランケット・自分用のナイフ
延長コード
のどぬーるスプレー(暖房のせいですっごく乾燥していた。寝る前にスプレー)
ニベア(ナイフに続く必需品。1つで全てをケアしてくれる優れもの。)

<要らなかったもの>
タイツ・厚手のインナー
電子辞書
パソコン(ネットつながってないし。)
バンドエイド(ファストエイド係がいて、保健室みたいな部屋がある。)

<次回持っていくものリスト>
ヨガマット・レシピ本数冊・部屋履き・靴もう一足
調理用温度計・バスマット


明日はどんなことが起こるのかな。
オフィス「キャンプで働くにあたって、コックコートと帽子は支給ね。2週間のシフトだけど周りには何もないから、日用品とか、常備薬とか、必要な物は忘れずに用意してきてね。」

キャンプって、何があるんだろう。
何持っていけばいいんだろう。

初めてのキャンプに行く前は、何をどれだけ持っていけばいいのかすごく悩んだ。
どのくらい何も無いのか、何が必要となってくるのか。

とりあえず衛生用品、仕事着でしょ、仕事着以外の服、バスタオルも?

参考までにネットで長期出張用の持ち物リスト集確認。
ついでに長期旅行用、バックパッカーのための持ち物リストも確認。
現地調達の手段が無いため、かなり悩む。。。

キャンプで働く人用の情報なんてネットには無いし、周りの人の話を聞いても全くイメージがわかないので、手当たり次第必要なものを詰めていく。

コンタクト用品や充電器、筆記用具といった、こまごましたものがいっぱい。

そして10月末。冬になりかけ。 -15℃以下なんて普通の季節がやってくる。
分厚いモコモコのジャケット、タイツも要るよね。
冷え性の自分。仕事中にこごえる事が無いよう厚手の長袖インナーもたくさん持っていこう。

部屋って、どうなの?ちゃんと暖房効いてるの? 
念のためブランケット用意。


そしてこれが持っていったものリスト。

<衛生用品>
歯ブラシ・歯磨き粉・コンタクト用品・メガネ・目薬
シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ・洗顔・体洗うタオル・かみそり
洗濯洗剤・漂白剤・洗濯ネット
爪切り・バンドエイド・風邪薬・保湿クリーム・ピンセット・ヘアバンド


<服>
仕事着・それ以外の服(ヨガパンツ・T-シャツ)
インナー・下着・靴下・タイツ (各5日分ぐらい)  
バスタオル・タオル・ハンガー

<雑貨>
PC・携帯・i-touch・各種充電器
延長コード・イヤホン
ペン・蛍光ペン・ポストイット・メモ帳2冊
はさみ・
手のひらサイズの懐中電灯(←念のため)
傘・熊よけの鈴(←念のため)

<その他>

サングラス・日焼け止め・マスク
トラベルカップ・スプーン・フォーク・箸
ポケットティッシュ

牛刀(大きいナイフ)、ぺティナイフ


以上が初キャンプの持ち物。
かばんはパンパン、入りきらなかったのでもう一つ用意。
2週間どころか、3ヶ月は旅に出るんじゃないかと思える量。

不安を残しながらも無事パッキング終了。
でもやっぱり充分では無かったんだよね。
やっぱりキャンプを体験しなきゃわからない。

今では4回目のキャンプ。もうパッキングには悩まない。
そして冬が終わる。荷物の量も、半分になるだろう。

ちなみに2週間といわれたこの初キャンプ。
結果的に6週間の滞在となった。

次回は持っていって重宝したもの、不要だったもの、追加したものリスト。

今日の一言; 
You should bring personal hygiene items.
     (衛生用品は自分で持ってきてね)

Hygiene item とは、お風呂セット、洗顔、歯ブラシといった基礎ケア用品のこと。
タオル類、ドライヤーや洗濯洗剤も含まれるときもある。
自分を清潔に保つための物全部。


明日はどんなことが起こるのかな。



相手「仕事何してるの?」
自分「調理師」
相手「へー!? どこのお店?」
自分「お店というか、キャンプ」
友達「...??キャンプって、テント張ったりするキャンプの事?キャンプ場の調理師?」


私もこの職を得るまでは、キャンプ=レクリエーション(娯楽) のイメージが強く、実際どんなところなのか理解しにくい勤務地の一つだった。

資源の多いカナダ、広大なカナダ。 オイル(石油)・ロギング(丸太などの伐採)・マイニング(採掘の事。金・銅・炭鉱など)産業、遠く離れた町と町を結ぶ道路建設。

これらの現場は人里はなれた場所が多く、また携わる人も様々な場所から集まるので、企業はプロジェクト終了まで、宿泊施設を設ける。それがキャンプ。

キャンプでは個室が与えられ、共同のシャワー/トイレ、ランドリールームがいくつかあり、食堂、レクリエーションルームが備えられている。

キャンプコックとは、そのキャンプに滞在し、クルー(現場で働いている人)の食事を作る人のこと。
ざっくり説明すると、朝食・昼食・夕食、おやつの提供。そして食材の発注と管理。

キャンプの規模は、1人ー3000人(←これは今までに聞いたことのある最高人数。大きいところはもっと。)と幅広い。
でも私が今までに経験したのは小規模の30人キャンプと50人キャンプ。

勤務期間はコックが所属する会社によるが、私の場合は1日10時間労働の4-6週間勤務、2週間休み。

その他細かい業務もあるけれど、(チェックイン/チェックアウトの確認など)イメージ的には寮母さんみたいな役割なのかなと思う。

そんなキャンプで働く日々を、記録帳として残してみようと思って始めたのがこのブログ。
自分や環境を客観的にみる、いい訓練にもなるかも。

今日の一言 ;Let's begin. (さ、始めるよ。) 


明日はどんなことが起こるのかな。