7月22日(月)

いよいよ南の海上に台風がチラホラ発生し始めましたね。

今年の夏も豪雨による被害が心配です。みなさま、今のうちから備えをしてどうか被害に遭うことのないようにお過ごしくださいね。


 さて、
今日もこのブログに訪れていただきありがとうございます。


今回は、「遺品整理」について。


私の整理収納サービスで、

はじめて「遺品整理」に関する依頼を頂きました。


これまでの数ヶ月、

ずっとお母様の看病にご自身の時間を費やし、 

そのうえで、

ご自身の生活と仕事を守っていらした。


お父様はまだお元気ですが、

急に一人になってしまった淋しさをうめてあげなくてはなりません。


ご依頼者様には旦那様もいらっしゃるので、

そのサポートも。


自分の生活を守りながら

病気を抱え弱っていく親の面倒を看る。


想像してみてください。


病院の往復、

お母様の思い出に寄り添う時間、

自分自身の気持ちを整理する時間、


そのうえで、

部屋の片付けなどできなくて無理もありません。


懸命な看病の末に、

あの世へ旅立たれたお母様。

お母様の残した品々と向き合う時間。

ただ過ぎていく時間。


そこで、ご自身の疲れなど目もくれず、

まず家の中をどうにかしないと、

と私を頼ってくれた初めての大切なお客様です。


実際お伺いしてみたところ、

キレイ好きな性格もあり、

一見散らかった様子はありません。


けれど、

タンスの中は、夏物と冬物が混在。

クローゼットの中は、ご本人の思い出の品々が詰め込まれ、

食器棚には、食器好きだったお母様が集めた食器やワイングラスなどが詰まっています。


お父様と二人暮らしをしていらっしゃった割には、

多すぎる食器たち。


けれど、素敵な食器ばかりです。


きっとひとつひとつに、

各地の思い出や情景、匂い、

などが染み込んでいるはずです。



ご依頼者様は、とてもお優しいので、

ご自身で買った食器は一枚もないのに捨てることができずにいます。


そんなご依頼者様の夢は「ミニマリスト」になること。


今の多すぎる「お母様との思い出の品々」と決別し、

ミニマリスト」になることは、


決して簡単なことではありません。


時間をかけてゆっくりと、

ひとつひとつの思い出と向き合いながら


モノ」は手放し「思い出」は胸に、

生活スタイルは「ミニマリスト」へ。


きっとお母様も空から応援してくれることでしょう。




作業を始めるその前に、
お母様へのご挨拶をさせていただきました。

沈丁花」の香り🕯️

お母様もご依頼者様も、
心休まるひとときを過ごしていただきたい、
そんな願いをこめました。





ここまで、読んでいただきありがとうございます。



 興味のある方は、

またお越しいただけたら嬉しいです。