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日曜日、

さちゃぴーと二人で、サントリーホールで行われた猪俣猛さんのジャズコンサートに行ってきました。

猪俣さんは日本有数のドラム奏者で、さちゃぴーの通ってるドラムスクールの創設者でもあります。

私はジャズに詳しくないのでよく知らなかったのですが、その世界では有名な方みたいで、様々な年齢層の観客でサントリーホールは満席でした。

私は、今回が初めてだったのですが、さちゃぴーは、以前、猪俣さんのコンサートに一人で行ったことがあって、その素晴らしさを私に話して聞かせてくれていたので、とても楽しみにしていました。

さちゃぴーの話の通り、猪俣さんのドラムは、とても御歳73歳とは思えない程力強く、そして、粋で小気味よく、時にはしっとりとしていて魅力的なものでした。

そうそう、映画「嵐を呼ぶ男」で、石原裕次郎にドラムの演技指導をしたのは猪俣さんだったそうで、アンコールで「おいらはド~ラマ~♪ヤクザなドラ~マ~♪」と歌いながら演奏してくれました。





サントリーホールと言えば、

さちゃぴーは、小学校六年生の時にサントリーホールのステージに立ったことがあります。

もちろん、一人でではなく、同じ学年のみんなと一緒にです。

マーラーの交響曲第5番の中の児童合唱のパートを依頼され、オーケストラのバックで大人の混声合唱の方達と一緒に歌を歌ったのです。

保護者の為に学校が席を用意してくれたのですが、生徒一人につき一席だったので、

「サントリーホールのステージに立つなんて最初で最後の機会だろうから、自分も見たい!」

と言うおとうぴーの為にチケットをもう一枚購入する事に。

チケットを買いに行った時は、音響の関係でクラッシックファンには不人気の最前列しか残っていなかったのですが、どうせおとうぴーは、音の善し悪しなんてわからないし、さちゃぴーの姿さえ見えれば嬉しいのだろうから、かえって最前列の方がいいかもと軽い気持ちで最前列の席のチケットを購入しました。


これが、私の痛恨のミス。


演奏会当日、

以前、さちゃぴーのバレエの発表会の時、満面の笑みでステージ上のさちゃぴーに手を振り続けた経験を持つおとうぴーに、

「ここはサントリーホールなのだから、絶対に手を振らないように」

と厳重に注意をして、私は後方の保護者席につきました。



演奏が始まってしばらくすると、最前列に動くものが・・・



そうです。

おとうぴーが居眠りをして船をこぎ始めたのです。



運悪く、通路側の席だったので、船をこぐ度におとうぴーの頭がヒョコッ、ヒョコッと通路に飛び出るわけです。


その動きの大きいこと、大きいこと。

そして、目立つこと、目立つこと。



保護者席で、他のお母様方と一緒にいた私は、心の中で、

「あの人は私の知らない人、ぜ~んぜん知らない人」

と自分に言い聞かせました。





不思議な事に、おとうぴー、さちゃぴーの出番の時は目が覚めたらしく、バッチリさちゃぴーを見る事が出来たと威張ってました。