本当に円高で儲かったのか?!?!?
こんにちは、マネードクターの黒瀬英夫です。
珍しく1日に2記事も書いています。(笑)
こんなことはめったにありませんから、更新期待度を上げないでくださいね。私のブログは週に1回、5分ほど来ていただければいいですからね。
さて、朝の記事約束した通り、朝の記事に異論を唱えてみたいと思います。
多分、かなりややこしいので、計算機片手にノートに書いたりしながら、5回くらい読んで頂けると分かってくると思います。(笑)
まず、10年前に日本の10年国債を買ったアメリカ人のお金は本当に倍になったのでしょうか?
多分日本の10年国債だと金利は1%ちょっとだと思います。10年預けても10%そこそこ増えればいいところですよね。
ちょっとシミュレーションをしてみましょう。
アメリカ人が2001年10月(当時1ドル=135円)に1000ドルで円を買います。
1000ドル×135円=135,000円
135,000円を手にしました。そして、10年国債に10年間預けて10%増えたとすると148,500円になっています。
その148,500円を今米ドル(1ドル=76円)に戻すと
148,500円÷76円=約1954ドル
1000ドルだった米ドルが、1954ドルになっていますね。確かにアメリカ人の1000ドルは2倍近くになっていることが分かります。
つまり、日本人は円換算をしているので円だと10%程度しか増えていないが、アメリカ人は米ドル換算なので、米ドルに戻して計算すると2倍になっている状態なだけです。
つまり、10年前の135,000円(=1000米ドル)は、今の1954米ドルの価値を持っている。
そして、今の148,500円も1954米ドルの価値を持っている。要はお金の価値は円では10%増えていて、米ドルでは95.4%増えているだけなのです。
要は135,000円を日本国債で10年運用して10%しか増えなかったとしても、今148,500円を米ドルに換えてアマゾンなどの米国のWEBサイトで買い物すれば、10年前に1000米ドル分しか買えなかったお金で1954米ドル分(10年前の倍近い)買い物ができるのです。
上の青い文字だけを読んでもらえば分かりやすいと思います。
これだけインターネットが発達して、買い物もグローバルに可能な世になっているのだから、為替の変動の損得はそれ程考える必要はないのです。
大切なのは選択肢が自分にあることです。
・自由に海外で買い物できるかどうか?
・今、日本円に換えて使うと得な通貨を持っているかどうか?
・生活拠点を選択できるかどうか?
などなど、自分がグローバルに選択できる能力を持っているかどうかが大切なんだと思います。
だから、私はいつも私を信じてくれるお客さまには為替のことは気にしないように伝えています。
大切なのは選択肢が自分にあること。自分に選択できる能力があることだと信じていますから。
この記事は少し難しくなったかと思います。
ごめんなさい!!
顔晴って10回くらい読んでくださいね。(笑)
ではでは~ 『^¥^』