ワンコ小型犬、12歳半。
ジャンプ、走るはいまだ健在な活発な女の子。
散歩をしていると鹿みたいと言われる犬。
私はカンガルーが似ていると思うけれど。
自宅は和で座卓には乗らないし、
いたずらは生ごみだけ気を付ければ良い程度なのでフリーでの生活。
私が自宅を離れ実家暮らしになって、
実家でいたずらの不安ないからたまに連れてきていたが、
ダイニングテーブル・椅子・ソファだと人間の足しか見えず、
コンタクトが取りにくく寄り添えないからか慣れてもらえなかった。
生活しにくいのだろうと感じた。
今年のフィラリア検査の時に検診もお願いした。
肝機能の数値が悪かったので投薬が必要になったが、
マメではない夫に協力をしてもらいながら一か月乗り切った。
再検査で投薬は継続になった。
なんと体重が増加していて減量が必要とまで言われた。
食餌器にしたのになぜ?
夫に任せられずワンコにほとんど毎日実家に通勤してもらうことにした。
ところが、コロナが流行し父が誤嚥性肺炎から退院して来たこともあって、
私は夫と娘からの感染を懸念し自宅に行くことをやめた。
ワンコの薬の管理と世話を夫と娘にお願いしたのだがワンコは寂しさが爆発。
夫と娘が帰宅した時に玄関から脱走したワンコ、
玄関ドアの脱走防止ゲートの柵の木を食い外し自分の通れる隙間を作っていた。
走ったら速くて交通事故が多い犬種でもある。
娘は慌てたがその日は雨で、
雨が苦手なワンコは飛び出たものの固まって動けなくなったらしい。
食いちぎった柵の木は合わせたら形が出来て飲み込んでいなかった。
これを聞いたときには身体のことは安堵はしたが不憫でならなかった。
次の日、私は誰もいない時に自宅に帰った。
ワンコは玄関の鍵の音を聞きつけ、
開けた途端またもや柵の隙間から抜け出そうとした。
でも私だと分かってコマンドを入れたら柵から出ようとしなかった。
やっぱり実家に行きたかったのだろう、私の元に。
私が台所で夕飯の支度をしていると一時も離れず、
食餌器からフードが出ても食べに行かない。
眠くなって台所の床で寝る姿を初めて見た。
洗濯をしたり家の中を動いている時もずっとずっと3時間もストーカーした。
玄関ドアのゲートはスチールゲートに取り替えることにした。
廊下から玄関に降りるところにもゲートがあって二重で脱走防止をしていたのだが、
ロックが緩くなって開け方を覚えてしまっていたのも改善。
こんなに私を思ってくれて、
どうしても私と一緒にいたいという気持ちが伝わって来た。
実家通勤を再開した、ダイエットもかねて。
再々検査で動物病院に行ったときに相談した。
猫は家につくが、ワンコは人間につく
ワンコに申し訳なくてワンコも実家で暮らせるようにしようと決めた。
体重は2週間で400gも減少した。
昨年実家の庭と駐車場を改修する際に、
介護の面においてだけでなくワンコ用(脱走防止・係留フック)にも配慮してある。
ワンコは夜にラスト散歩をしてから21時前後に帰宅している。
送り届けて私が実家に戻ろうとするとき、
「今日もお疲れ様。お留守番お願いね」
の掛け声で後追いはまったくなくなった。
実家では敷地内を自由に笑顔で楽しんでいる。
家の中でもトイレシートに排泄は出来るが、
庭ですることも覚えて玄関ドアの網戸を開けて欲しいと頼んできたり、
訪問者には吠えて教えてくれて老世帯の防犯活動をしてくれ助かっている。
犬は頭が良い。
状況をしっかり理解してすでに自分のテリトリーを作った。
自分の居場所を見つけた。
母の行動、癖を覚えた。
車で寝ることはなく吠えるか鳴いていたのに伏せて目を閉じるようになった。
車から降りるときに大暴れしていたのに待てるようにもなった。
犬って凄い、12歳になってもまだまだたくさんのことを吸収している。
父と母の介護と一緒にワンコは実家で看取ることになるだろう。
一緒にいられるのもあと数年になってしまったと感じるこの頃、
愛情をたくさんくれるワンコは癒しで感謝しかない。
いつまでも一緒にいて欲しい。