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資産活用コンサルタント
岡本晶代（まさよ）

定年退職後に向けて考えたい4つのリスクとやっておくべきこと②

前回の記事では、定年退職後に向けて考えたい4つのリスクについて解説してきました。

①インフレリスク

②資産の偏りリスク

③長生きリスク

④老後の生活

今回の記事では、これらのリスクに備えてやっておくべきことをご紹介していきます。

①家計を見直して支出を減らす

定年後は、定年前よりも収入が減るケースがほとんどです。

家計を今一度見直して支出を減らしておくことが老後のお金リスクの対策に繋がります。

具体的には、節約効果の高い通信費、保険などの固定費を見直すことがおすすめ。

・今のライフステージに合った保険を見直す

・携帯を格安SIMにする

・利用していないサブスクリプションサービスは解約する

また、外食費や衣服の購入頻度などの変動費の現状を把握すると改善ポイントが見えてくるかもしれません。

②ゆとりのある老後の生活のための貯蓄を把握する

あなたにとって、ゆとりのある老後の生活のためにどれくらい老後資産があればよいでしょうか？

総務省統計局のモデルケースでは、「家計調査年報（家計収支編）平成29年」の高齢夫婦無職世帯の平均収支で、毎月約5万4,000円の赤字が想定されました。

定年後30年生きると仮定して5万4,000円×30年＝約2,000万円の不足として、「老後2,000万円問題」が話題となったのです。

ですが、これはあくまでもモデルケース。自分の定年後の年金収入、支出を想定してシミュレーションすることがおすすめです。

③現役時代に資産形成する

・退職金はどれくらい出るのか

・年金はどれくらいもらえるのか

など老後に不安を抱える人は多いですよね。また、今の低金利時代では銀行に預けていてもほとんど利息はつきません。

インフレリスクや資産の偏りリスクなどに備える方法として効果的なのが投資信託での資産運用です。

分散投資、長期投資でリスクを抑えながら老後の資金を形成していきましょう。

投資初心者でなにを選べばいいか分からないといった方は、ぜひご相談いただければと思います。

④定年後も仕事を続ける

定年後のリスクはお金だけでなく、健康や孤独のリスクもあります。

仕事を続けることは、頭や身体の健康にもいい効果があることが分かっています。

規則正しい生活や適度なストレスで身体面でも精神面でも健康的な状態をキープすることができるのです。

また、定年後に年金以外の収入源があるということは、経済的な不安の解消にも繋がるでしょう。

今回の記事では、定年退職後に向けて考えられるリスクに備えてやっておくべきことをご紹介してきました。

ぜひ取り組めそうなことから実践してみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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