今日は我々現場のブルーカラーにとっては地獄のような最低最悪の日だ。
どんな日だったかというとアメ、AME、あめ、という三拍子揃った雨の日だ。
こんな情緒あふれる5月の雨の日に雨水と汗でビショビショになってるのは台風の日の実況アナウンサーか我々ブルーカラーぐらいだとおもう。
職場のセンパイが僕に言う
「寒いな~、ライスボール!今夜は熱燗が美味いぞ!」
僕は思った
「熱燗飲めねーよ!早く帰りたいんだから中止にしろ!バカちんが!」
身体が芯まで冷えきったところで五時のチャイムがかすかに聞こえた。
「やっと雨地獄から解放されるぜ!さっさと荷物まとめて帰ろーぜ!」
大声で叫んだ
富士山に届くぐらいの大声で叫んだら‥‥‥‥‥‥
「ライスボール、残業じゃ~熱燗美味いぞ~。」やまびこが返ってきた。
今日は黒人ブルーズを聞きながら美味しい麦酒が飲めそうだ。
今日は僕たち労働者にとって夢のようなゴールデンウィークの最終日だ。
僕の体はゴールデンウィークの魔力によってすっかり生活リズムも体調もグズグズになってしまった。明日からの地獄のような仕事にそなえ今日は全てをリフレッシュしようと思う。
朝イチとりあえずお気に入りのアメリカンロックを爆音でかけビールをイッキ飲み
「最高に幸せだぜ!」
調子がでてきた僕はスモークチーズをしゃぶりながら洗車を始めた。
お気に入りの愛車も綺麗になりお日様のやわらかな光に包まれてご機嫌だ!
そんな愛車を見ながらのタバコとビールはどんなに高価な料理よりも美味しい。
「嗚呼、幸せってこういう事なんだ‥‥」
お日様も真上に登ってきたとこで屋根の上でギターの練習だ。
屋根から落ちて死ぬかもしれないというギリギリのところだからこそ最高なメロディが生まれるんだと信じて十年間以上欠かさずやっている僕の日常だ。
「今日も最高なギターが弾けたぜ!」
空も赤くなってきて涼しくなってきた。
ここから僕の一番幸せな時間が始まる。
キッチンにもどると彼女が作ってくれたごちそうがテーブルいっぱいに並べられている、とりあえずキンキンのビールをイッキ飲み、ソーセージを口に押し込む。
そんな食欲旺盛の僕を見て彼女も幸せそうだ。
「今日も幸せな一日だったな~。でも明日から仕事やだな~、雨で休みになんないかな~。」
そんな怠け者的な事を言うと彼女が
「ビール飲んでお盆休みまで頑張ってね。」
と優しい言葉をかけてくれた。
そうだ明日からも次の連休の事とビールの事を考えて頑張ろう。
心も体もみたされたいいゴールデンウィークだったな~。