岡本達也オフィシャルブログ「常行一直心~チョコっと日記~」Powered by Ameba -5ページ目

岡本達也30歳

遅くなりましたが、岡本、30歳になりました!

 

何を書こうかと考えましたが、節目の年ですので、最近自分自身が考える人生について少し書こうと思います。

今日もまた、長くなってしまいそうですが、よろしければお付き合いください。

 

最近の岡本の頭の中↓↓

「ブログは長いから意味がある。

でなければ、FBやTwitter、instagramで良い。

そうだった!!

長く書くからこそ伝えられることがある。

それでも読んでくれる人達に、何かを感じてくれる人達に届けるんだ!!」

 

岡本、開き直る。笑

さあ、今日もはじまりはじまり。

 

「何のために生きているのか?」

考えたことある人も多いかもしれません。

 

現時点での自分の中では「人は幸せになるために生きている」と感じています。

 

きっと答えはないのだけれど、自分なりの正解、「このために生きてるな」って瞬間をたくさん感じながら生きていきたい、欲張りな岡本。

 

幸せ。

そう聞いて人それぞれイメージすることは違うと思います。

間違いなく人によって、幸せの定義は違う。

一番大切だと思うのは、「自分にとっての幸せを自分自身で理解している事」だと思います。

 

では、岡本にとっての幸せとは何か?

抽象的な言葉だとイメージしづらいと思うので、具体的なエピソードでお話していこうと思います。

僕は過去の自分から、未来を推測することができると思ってます。

過去を意味づけすると言えばいいでしょうか?

過去の自分を振り返ると、どんな未来を描きたいのか見えてくる気がします。

 

岡本が震えるくらい幸せを感じた瞬間シリーズ。

 

 ①2007年 天皇杯

ジュビロ磐田を戦力外となり、退団した翌年、天皇杯を勝ち上がると、対戦相手はまさかまさかの昨年まで所属していたジュビロ磐田。

ボロ負けしましたが、子供のころからの特別なスタジアムで多くのサポーターが温かく迎え入れてくれました。

試合後のピッチから見た、あの光景は今でも忘れられません。

 

経験したことのない、温かな空気が全身を包み込んでくれました。

あの時間は、どん底から、少しでも前に進もうとした自分にサッカーの神様がくれた時間だと思っています。


 

大切な事にたくさん気づかせてくれました。

 

SNSがそこまで発達していなかった当時、試合後に本当に多くの手紙をもらいました。

一番うれしかったのは、

「どうせ無理だと諦めていた夢を、自分ももう一度追いかけてみようと思った。」

という手紙をたくさん頂いたこと。

自分がサッカーをしている意味を感じさせてくれました。

 

 

②2011年 vs徳島戦(震災中断明け)

大学卒業後、水戸ホーリーホックからオファーを頂き、Jリーグに再挑戦させてもらうチャンスをもらったこの年。

開幕戦直後、東日本大震災で被災し、水戸も大きな被害を受けました。

電気、水道、ガス、何一つ使えない中、何日か生活しました。

道路や建物は壊れ、茨城県内では残念ながら死者も出ました。

 

そんな中、サッカーをしていてもいいのか?

という疑念を選手達も持ちつつ、再開されたJリーグの1戦目。

地震によって被害を受けたメインスタンドが閉鎖された異様な雰囲気のスタジアム。

空からは冷たい雨が降りしきる。

 

リードされ、重苦しい空気の中で、飛び込んだ坊主頭の上を、史上最高に気持ち良く、ボールが滑って、(アンパンマンなら多分顔入れ替わってました)文字通りゴールに吸い込まれた。

 

ゴールが決まったことを認識した瞬間以上に、気づいたらゴール裏に走っていて、そこからゴール裏のサポーターを見た瞬間に鳥肌が止まらなかった。

苦しかった震災を振り払うかのように全身で思いっきり喜んでくれているサポーター、顔をくしゃくしゃにして、泣いて喜んでくれているサポーター。

(今思い出しながら書いてて、泣きそうになってます笑)

 

心が震え、魂が揺さぶられました。

このために生きてると本気で思えた瞬間でした。

 

③ゴール後ピッチからスタンドを見る瞬間、勝利の後のゴール裏

 

言葉はいりません。

写真の幸せに満ちた顔、見てください。笑

 

 

振り返って、この出来事を抽象化すると、自分の幸せは自分自身が何かを達成した時よりも(もちろんそれも嬉しいですが)、それ以上に自分のしたことで誰かが喜んでくれたり、笑顔になってくれたり、誰かの人生に少しでも良い影響を与える(おこがましい言い方になってしまいますが)ことなんだと思います。

 

前にも書いたとおり、僕は偽善者ではなく、人が喜んでくれることがものすごく幸せな人間→つまり自分が幸せになるために人を喜ばせたい=超利己的な人間。です笑

 

そういった視点で考えると、サッカー選手時代はサッカーという手段を使って、自分自身の幸せを実現しようとしていましたが、今はビジネスマンとして、ビジネスというものを通じて実現しようとしている。

今僕がものすごくいきいきと仕事ができていて、幸せなのは、瞬間瞬間でそんな自分の幸せを体現できているからだと思います。

僕の中では、プロサッカー選手ではなく、ビジネスマンになった今も、手段がサッカーからビジネス変わっただけで、自分の中の価値観や幸せを感じる瞬間は全く同じだと考えています。

 

これからも人生の中で、こんな幸せな瞬間をたくさん作っていきたいし、もっともっと「自分にとっての幸せ」を言語化して、突き詰めていきたい。

 

「自分にとっての幸せとは何か?」

わかっているようで意外と知らない。

 

人生とはそれを探す旅なのかもしれませんね。

 

自分の中で明確なのは...

僕が少しでもその自分にとっての幸せに気付く事が出来たのは、このブログを見てくれている人をはじめ、たくさんの人達に応援してもらい、愛してもらったから。

たくさんの人が僕に幸せをくれて、気づかせてくれた。

 

表現する言葉が見つからないほど、感謝しています。

本当にありがとう。

 

 

 

最後に、もう一つだけ明確な事。

 

 

家族との時間。

 

思うがままに進んできて、迷惑をかけてばかりですが、家族の幸せが自分の幸せであることは間違いないですね。

しっかりと幸せにできる人間にならなければいけないと強く感じています。

 

小さな幸せを噛みしめ、感謝しながら、大きな幸せを、心と魂が震える瞬間を目指してこれからも走り続けていこうと思います!

 

30代の岡本達也もよろしくお願い致します!!