こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

神武征討記の登場人物等はこちら( ・ω・)

 

 

 

なお、この物語はフィクションです。

極右、ネトウヨからの批判、誹謗中傷は受け付けません。

本作の著作権は、作者に属します( ・ω・)

それでは、はじまりはじまり~

 

 

 

この物語は、日本という国の原型を作った一人の

空前絶後の英雄の生涯を描いた物語である。

 

神武征討記

第83話「神の戦士の集まる街・大坂!」

 

 

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。

魔王アーリマンを倒し、中国地方の封印を解いた

神武様達は、吉備(岡山県)岡山を発ち近畿地方に向かいます。

播磨(兵庫県)姫路で、神武近衛兵団と合流する神武様達。

 

 

カグヤツキヒメ「神武様、スケヨリヒメ様、そして、

神の戦士のみなさま。お待ちしておりました。

これより大坂まで我ら、神武近衛兵団がご案内いたします。」

 

神武「おお!ツキヒメ!

それに神武近衛兵団のみんな!

元気だったか( ・ω・)」

 

オンガエシオツル「はい!我ら一同、

神武様がこの近畿地方に来て下さることを心待ちにしておりました!」

 

ゴンノヒョウジュウ「なんせ、俺達、神武近衛兵団は、

神武様のお側に仕えていてこその神武近衛兵団ですからね。」

 

神武「京都で山城(京都府)太守のマツナガノヒラクモが魔王軍に寝返り、

京都の町が焼かれ、ラークサシャ、そして魔王カーリーの襲来。

そこから、民達を大坂まで導き、守ってきた。

なによりも…」

 

カグヤツキヒメ「なによりも?」

 

神武「お前たち14人が一人も欠けることなく、

またこうして再会できたことが心から嬉しいぞ( ・ω・)」

 

シタキリノスズメ「じ、神武様ぁ…」

 

イッスンボウ「神武様あるところに我ら神武近衛兵団あり!」

 

チカラジロウ「オラたちも、神武様がご無事で本当に嬉しいです!」

 

 

神武近衛兵団の14人一人ひとりと言葉を交わし再会を喜ぶ神武様。

その姿を見ているスケヨリヒメ。

 

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「サルメノウズメよ。

神武は、いつでもあのように部下の兵達に声をかけておるのか?」

 

サルメノウズメ「はい。神武近衛兵団は、神武様の直属の兵達。

14人全員が、出雲大社学宮(イズモタイシャマナビノミヤ)での学友です。

彼らは神武様の最も忠実な家臣であると同時に、

神武様の友なのです。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「そうか…

妾には、そのような友と呼べる者がおらぬ。

神武は、単なる家臣ではない友と呼べる者が多いのじゃな…」

 

 

神武様が神武近衛兵団たちと語らっているところに、

播磨(兵庫県)太守のハリマノヒョウズとその妻ハリマノウミヒメが声をかけます。

 

 

ハリマノヒョウズ「神武様。大坂まではまだ距離があります。

急ぐ旅ではございましょうが、せめて今夜は、この姫路にて

お休みください。」

 

ハリマノウミヒメ「我ら播磨(兵庫県)姫路の者達に、

全国の者達を代表して、神武様をご接待させてくださいませ。」

 

神武「そうだな。どうせどこかで宿は取らねばならん。

今夜は、姫路で休ませてもらって、明朝に大坂に向けて出発しよう( ・ω・)」

 

アチタケル「そうですね。ハリマノヒョウズやハリマノウミヒメとも、

しばらく語らってませんでしたね。」

 

サルメノウズメ「とりあえず、今夜は飲みましょう!」

 

 

その夜、播磨(兵庫県)姫路の地では、神武様達と神武近衛兵団、

そしてハリマノヒョウズ、ハリマノウミヒメら播磨の者達で盛大な宴会が行われた。

盛り上がる宴席。

ショウリュウキが三線を弾き、サルメノウズメが踊り、みなで歌い踊ります。

ヘイケノキヨモリまでもが陽気に神武近衛兵団と一緒に歌っています。

その中で、スケヨリヒメだけは浮かぬ顔をしております。

そのスケヨリヒメに声をかける神武近衛兵団のソノナアマビメとカチカチウサギメ。

 

 

ソノナアマビメ「スケヨリヒメ女王様。女王様は、みなと踊らぬのですか?」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「う、うむ…妾は、こういう場は慣れておらぬでな…」

 

カチカチウサギメ「私たちでよければ、お話相手になりますよ。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「神武勢力というのは、身分・階級の差別は無いのか?

妾は、5品官以下の者と直接会話をすることも、姿を見せることも無い暮らしをしておった。

それが当たり前だと思っておった。」

 

ソノナアマビメ「なるほど。大和勢力だと、私たち7品官の者が

女王様と直接お話することなど恐れ多いことなのですね。」

 

カチカチウサギメ「神武近衛兵団は、階級でいえば、

兵長のカグヤツキヒメとオンガエシオツルが6品官、

その他の私たち12人は7品官。

大和勢力なら、1品官の女王様と拝謁することすらできない身分って、

ことなのですね。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「気を悪くせんでくれ…

ここは、神武勢力の領内。神武勢力のルールに従う。」

 

ソノナアマビメ「私たち神武勢力は、君主である神武様ご自身が、

身分・階級による差別を嫌われてますからねぇ。

もちろん、職務上の各階級での役割は大切にされていますけど。」

 

カチカチウサギメ「階級は役割にすぎない。

人は誰もが平等に尊い。それが我らの大王。神武様の基本思想ですね。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「人は誰もが尊い…

奴婢(奴隷)はどうしておるのじゃ?

いや、奴婢は人ではないか。」

 

カチカチウサギメ「神武勢力には奴婢はいません。

みな自由民です。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「奴婢がおらぬ!?

それでは、誰が食料を作るのじゃ!?」

 

ソノナアマビメ「農民が米や野菜を作り、

漁師が魚介類を採ります。また商人は、商売をし、

職人が物を作る。

そして、それぞれの仕事で上がった利益から税を納めてくれています。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「それでみな、逃げ出さぬのか?」

 

カチカチウサギメ「逃げ出す…?

逃げる理由もないでしょうねぇ。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「どうやら…

神武勢力と我ら大和勢力は、国や民の在り方が根本的に違ったようじゃな。

…なるほど。我らが連戦連敗していたのも、道理であったか。」

 

ソノナアマビメ「さあさ!播磨(兵庫県)は、酒も食べ物も美味しい地です。

女王様も、どうかお飲みください!」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「うむ。妾もいただこう。

これからも、よろしく頼む。」

 

 

身分の垣根の無い神武勢力の姿は、それまで身分制を当然のものと生きてきたスケヨリヒメに

驚きと新鮮な感覚を与えたようです。

 

翌日、神武様達は、姫路を出て大坂へ向けて出発します。

そして、やがて神戸の地に到着しました。

 

 

ニイノアマトキコ「あなた!よくぞ、ご無事で!」

 

ヘイケノキヨモリ「おお!トキコ。帰ったぞ。」

 

ニイノアマトキコ「みな!キヨモリ様のご帰還よ!

それに魔王アーリマンを倒された神武大王様とスケヨリヒメ女王も、

お越しです!みなで歓迎いたしましょう!」

 

ショウリュウキ「むう。ここでも歓迎…

なかなか大坂まで進めないわね。」

 

神武「まあ、大坂はすぐそこだ。

せっかくだから、神戸で少し休ませてもらおう( ・ω・)」

 

サルメノウズメ「なんか毎日が宴会状態ですね。」

 

 

神武様達は、大坂を前に、神戸でもヘイケノキヨモリ軍団の者達の歓迎を受けているようです。

さて、その頃、大坂では…

 

 

キョウメ「ようこそ。旅人の宿屋へ!

体も心も休めて行ってや!」

 

ミヤコ「いらっしゃい!

旅に必要な消耗品もそろえてるで!」

 

キョウスケ「ここは鍛冶屋だよ。

武器がくたびれてないかい?しっかりと打ち直させてもらうよ!」

 

 

京都跡地や岸和田から多くの避難民が避難してきた大坂。

この大坂の主であるヒヨシマルは、避難者の一人ひとりに衣食住の支援を行い、

避難してきた者達も、それぞれ職を得て、働いています。

今や大坂は、近畿地方、いえ、全国一の大都市となっておりました。

 

 

ヒヨシマル「神武様も、この大坂の繁栄ぶりを見て

驚かれるかも知れんな。

この大坂が魔王軍討伐の後方支援拠点じゃ!」

 

ミカワノタケチヨ「いや、サル殿。もとい、ヒヨシマル殿。

わずかな期間に、何十万もの避難者に衣食住の手当をして、

これだけの大都市を運営するとは、たいした政治手腕だね( ・ω・)」

 

ヒヨシマル「タヌキ殿。もといミカワノタケチヨ殿。

民を喰わせる。それが政治の一番の基本的使命じゃ。

まずは民を喰わせられてこそ、その先の様々な理想を目指せる。」

 

オワリノチャチャ「ヒヨシマル殿は、顔はサルみたいだけど、

すごい政治家ね。」

 

ヒヨシマル「チャチャ殿!惚れたか!?

ついに、このわしに惚れてしもうたか!?」

 

ミカワノタケチヨ「中部地方には、ヒヨシマル殿の妻の

キノシタノオネ殿がいるはずだな。

妻の留守中に若い女を口説いてたなんて知られたら、

そりゃ、大変なことになるんじゃねえか( ・ω・)」

 

オワリノチャチャ「私、オワリノブヒメの養女なのよね。

ノブヒメ義母様が、私がサル殿に迫られてるって知ったら、

義母様も激怒しそう。」

 

ヒヨシマル「ひぇっ!オネとノブヒメ様は、わしが一番苦手な方たちじゃ!

あの二人にだけは告げ口しないでぇ!」

 

 

談笑しているヒヨシマル達の下に、ヒメジノカンベエが伝令から伝えられた情報を伝えに来ます。

表情が変わるヒヨシマル。

 

 

オワリノチャチャ「サル殿!?」

 

ヒヨシマル「大和(奈良県)から魔王軍が、

この大坂に向かっている。

どうやら魔王カーリー軍ではなく、

大魔王ハルマゲドン直属の軍のようだ。」

 

ミカワノタケチヨ「というと。ハルマゲドン親衛隊のヤツらか?

ついにこの大坂を攻めに来たか( ・ω・)」

 

ヒヨシマル「カンベエ!警報を鳴らせ!

民達を安全な城塞の中へ避難させろ!

防衛戦じゃ!」

 

ヒメジノカンベエ「はは!」

 

 

大坂に襲来するパンドラとハルマゲドン親衛隊率いる

Aランク・ガーゴイル軍団500!

大坂の民達は、日頃の訓練通りに、大坂要塞内に避難していきます。

そして、大空のスクリーンにハルマゲドン放送局の中継が始まった!

 

 

パンドラ「お~ほっほほ!

人間ども、魔王アーリマンを倒したからと

調子に乗るんじゃないわよぉ♡

この大坂は、ハルマゲドン様の直轄地にするわ!

従う者は奴隷として飼ってあげるわ。

抵抗する子は皆殺しよぉ♡」

 

URメフィストフェレス「パンドラ様。

大坂には、近畿地方の神の戦士どもが集まっています。

油断はできぬかと。」

 

URハヌマーン「ふん!俺達は、パンドラ様含め

Sランクが6人。そして兵卒のガーゴイル達500はAランク。

神の戦士どもがいたところで、蹴散らせばよいわ!」

 

URブリュンヒルト「うふふっ。人間ども、

全員、氷漬けにしてあげるわよ。」

 

URベリアル「神武の野郎はまだ神戸にいるはず。

ヤツが来る前に大坂を壊滅させる!」

 

URレヴィアタン「くっくく。広島の神武王宮と同じように、

この大坂の大要塞も炎上させてやるわ!」

 

 

大坂の町…

 

 

キョウメ「避難や!大坂要塞に避難するで!」

 

ミヤコ「ああ!うちの道具屋…燃えずにすむやろか?」

 

キョウスケ「命さえあれば、何度潰されても立て直せる!

とにかく避難するんだ!」

 

 

大坂要塞内・軍議の間…

 

 

コイチロウ「来ました!魔王軍の軍容は、

総大将がパンドラ!

そしてハルマゲドン親衛隊が各100ずつの

Aランク・ガーゴイル部隊を率いています!」

 

ミノノハンベエ「敵軍はすべてAランク以上。

我ら神の戦士でない将兵には手も足も出せませんな。」

 

ヒヨシマル「わしら、神の戦士で戦う!

ヤマトノショウトク殿、キョウノミチナガ殿、ミカワノタケチヨ殿。

貴殿らは、Sランクの敵将達の相手をお願いいたす!

ナンボクチョウタカウジ殿。貴殿とわしで、Aランクの500の

ガーゴイル軍団を倒しましょうぞ!」

 

ミカワノタケチヨ「ちと金色の神の戦士の数が足りんな。

クロウノウシワカとオンミョウジセイメイがいてくれれば

ちょうどよかったんだが。」

 

ヤマトノショウトク「策があります。戦は数だけでやるものではない。

そのことを魔王軍に思い知らせてやりましょう。」

 

キョウノミチナガ「やれやれ。戦力の集中している

この大坂を力攻めとは…

魔王軍は、アホですか。」

 

ナンボクチョウタカウジ「雑魚がAランクか…

Aランクの雑魚敵どもは、俺が相手してやるぜ!」

 

オワリノチャチャ「みなさん!ご武運を!」

 

 

大坂要塞の戦い

攻撃 魔王軍(総大将)パンドラ

防衛 人間軍(総大将)ヒヨシマル

攻城戦開始!

 

 

ガーゴイルA「ケッケケ!人間ども、

皆殺しだ!」

 

ガーゴイルB「おや!民がおらんぞ!

みな、避難しおったか!?」

 

ナンボクチョウタカウジ「ガーゴイルどもよ!

貴様らの相手は、この炎の姦雄ナンボクチョウタカウジだ!」

 

ガーゴイルA「ケッケケ!かかれぇ!」

 

ナンボクチョウタカウジ「はあああ!業火明王斬!!!」

 

ガーゴイルB「げはっ!」

 

ガーゴイルC「こ、こいつ!強いぞ!」

 

ナンボクチョウタカウジ「神の戦士に覚醒するのに苦労はしたが。

俺はトウヤシャの命に助けられ神の戦士となった!

貴様らAランクの魔物どもは、俺が倒す!

喰らえ、火炎呪文・強(メラミ)!」

 

ガーゴイルD「あ、あちい!体が燃える~!」

 

 

Aランクのガーゴイル軍団相手に奮戦するナンボクチョウタカウジ!

白銀の神の戦士の力をいかんなく発揮するナンボクチョウタカウジが次々とガーゴイルを倒していく!

 

 

ヒヨシマル「わしもおるぞ!

我こそは、この大坂の総大将!

神の戦士・日輪太閤ヒヨシマルじゃ!

喰らえ!爆裂呪文・超(イオナズン)!」

 

 

ガーゴイル達を一気に爆裂呪文・超(イオナズン)で倒していくヒヨシマル!

どうやら彼ら相手では、もうAランクの魔物であっても雑魚敵のようね!

ガーゴイル達を次々と倒していくナンボクチョウタカウジとヒヨシマル。

しかし、そこにパンドラとハルマゲドン親衛隊が現れる!

 

 

パンドラ「たかが白銀の神の戦士2人に何を手こずっているの!?

白銀の神の戦士など、我らSランクの前ではただの雑魚だということを

思い知らせてやるわよ!

行きなさい!ハルマゲドン親衛隊!」

 

URメフィストフェレス「調子に乗るのもそこまでだ!

我らSランクの恐ろしさをかみしめながらあの世へ行くがいい!」

 

 

メフィストフェレスが前に出ると、メフィストフェレスに向けて、

真空の刃が襲い掛かる!

真空の刃をかわすメフィストフェレス。

 

 

URメフィストフェレス「今の技は!?」

 

ミカワノタケチヨ「よう。久しぶりだな。

Sランクになって復活したんだってな。

メフィストフェレス( ・ω・)」

 

URメフィストフェレス「貴様!ミカワノタケチヨ!

ついに来たか!金色の神の戦士ども!」

 

ミカワノタケチヨ「あんたとは因縁がある。

メフィストフェレス。あんたの相手は、俺がしよう( ・ω・)」

 

URメフィストフェレス「ふふっ。ミカワノタケチヨよ。

貴様、算数ができぬのか?

我らはSランクが6人。貴様らは3人だろう?

そのうち、貴様が俺の相手をすれば、残るは、

5人対2人。我らの勝利は確実よ。」

 

ミカワノタケチヨ「さあ?そいつはどうかな?」

 

 

キョウノミチナガの精霊の琵琶の音色が響き渡る…

そして、その音色を聴いたハヌマーンとブリュンヒルトの様子がなにやらおかしい?

 

 

URベリアル「お、おい!ハヌマーン!

どうした!?」

 

URハヌマーン「アチャァ~~~~~~~!!!」

 

URベリアル「!?」

 

URハヌマーン「Born from an egg on a mountain top

The punkiest monkey that ever popped

He knew every magic trick under the sun

To tease the Gods

And everyone and have some fun!」

 

URベリアル「な、これは西遊記の主題歌!?

モンキー・マジックだとぉ!?」

 

 

ベリアルに襲い掛かるハヌマーン!

モンキー・マジックを歌いながら踊るように戦うその姿は、

まるで西遊記の孫悟空のようだわ!

 

 

URベリアル「ハヌマーン!?こ、こいつ!

孫悟空になりきってやがる!?」

 

 

ブリュンヒルトも様子がおかしいわ!

 

 

URレヴィアタン「お、おい!ブリュンヒルト!?」

 

URブリュンヒルト「あら、パンが無ければお菓子を食べればいいのに。」

 

URレヴィアタン「こ、このセリフは!?

マリー・アントワネットだとぉ!?」

 

URブリュンヒルト「私は~バ~ラ~の~さだめに~生まれた~

華やかに~激しく~生きろ~と生まれた~~

バラはバラは~ 気高く~咲~いて~

バラはバラは~ 美しく~散る~~」

 

URレヴィアタン「おかしいだろ!?

なんで、北欧やドイツのブリュンヒルトが、

フランス革命の物語・ベルばらの主題歌を!?」

 

 

なんと『ベルサイユのばら』の主題歌『薔薇は美しく散る』を歌いながら、

マリー・アントワネットごっこを始めるブリュンヒルト!?

もう、めちゃくちゃだわ!

 

 

URブリュンヒルト「きょうは……ベ…ベルサイユは

たいへんな人ですこと!

………わたくしを馬鹿にしないで!

氷結呪文・極(マヒャデドス)!!!」

 

URレヴィアタン「な、なんなの~!?これは!?」

 

 

同士討ちを始めるハヌマーン、そしてブリュンヒルト!

ベリアルとレヴィアタンは、その相手にかかりきりだわ!

 

 

キョウノミチナガ「さて、混乱と同士討ちにより、

あなたがたの数の優位は無くなりました。

あとは、パンドラさん。

あなただけですね。」

 

パンドラ「ふん!金色の神の戦士二人がかりなら、

このパンドラに勝てるとでも!?

なめんじゃないわよ!

閃熱呪文・極(ギラグレイド)!!!」

 

ヤマトノショウトク「閃熱呪文・極(ギラグレイド)!!!」

 

 

パンドラの放つ閃熱呪文・極(ギラグレイド)を閃熱呪文・極(ギラグレイド)で相殺するヤマトノショウトク!

 

 

パンドラ「なんですって!?

このパンドラの最高級呪文を相殺した!?」

 

ヤマトノショウトク「パンドラ殿。あなたには、

神の戦士に覚醒する前に、ボコボコにしてもらいました。

そのお礼を今日させてもらいましょう。」

 

パンドラ「貴様ぁ!受けなさい!

この私の最強の攻撃呪文!

火炎呪文・極(メラガイアー)!!!」

 

ヤマトノショウトク「火炎呪文・極(メラガイアー)!!!」

 

 

今度は、パンドラの火炎呪文・極(メラガイアー)を相殺するヤマトノショウトク!

ヤマトノショウトク、すごい呪文使いだったのね…

パンドラも完全に足止めされているわ!

 

 

URメフィストフェレス「いかん!

このままではパンドラ様がやられる!

ハヌマーン!ブリュンヒルト!

貴様ら、何をやっているか!」

 

ミカワノタケチヨ「葵神流!双鷹斬!!!」

 

URメフィストフェレス「ちぃ!ミカワノタケチヨ!」

 

ミカワノタケチヨ「へへっ。よそ見してていいのかい?

メフィストフェレスさんよ( ・ω・)」

 

URメフィストフェレス「くっ。こいつがいる限り、

俺は他の助太刀にも行けず、ガーゴイルどもの指揮も執れない…

まさか、俺達が追い詰められているのか…?」

 

ミカワノタケチヨ「この大坂を攻めるには、準備も

戦略も足りなかったようだな!」

 

 

大坂要塞内…

 

 

キョウメ「す、すごい!神の戦士のみなさん、

すごいで!」

 

ミヤコ「数では負けてるはずやのに、

むしろ、優勢に戦ってはるで!」

 

キョウスケ「で、でも、ガーゴイル達は500もいる。

ナンボクチョウタカウジさんとヒヨシマルさんが倒していってるけど、

まだ300は残ってるよ。」

 

シラビョウシシズカ「いえ。みなさん。もう安心のようです。

見て下さい。西から援軍です。」

 

ムラサキノシキブ「スケヨリヒメ様のお戻り。

そして、神武様のご到着です。」

 

セイショウノナゴン「勝負あったわね。」

 

 

神戸から大坂に到着する神武様たち!

ショウリュウキ、ヘイケノキヨモリ、アチタケル、サルメノウズメが次々に

ガーゴイル部隊を壊滅させていく!

 

 

パンドラ「じ、神武!?もう来たの!?」

 

神武「パンドラ。あんた頭悪いだろ?

神戸と大坂は目と鼻の先。

ハルマゲドン放送局で大々的に中継してくれたら、

俺達がすぐに神戸から急行するとは思わなかったのかい( ・ω・)?」

 

パンドラ「こ、この私が頭悪いですってぇ!

許さないんだから!」

 

URメフィストフェレス「パンドラ様!もう無理です!

戦線が維持できません!撤退命令を!」

 

パンドラ「お、覚えてらっしゃい!

神武!あんたなんて、魔王カーリーにぶっ殺されなさい!

撤退!撤退よ~!」

 

 

魔物の群れは逃げ出した!

大坂要塞の戦い

攻撃 魔王軍(総大将)パンドラ

防衛 人間軍(総大将)ヒヨシマル

防衛成功!

 

 

大坂の危機はこうして去った。

神武様を迎えるヒヨシマル達。

 

 

神武「ヒヨシマル。大坂の防衛。

そして、なによりも、避難者達の生活を立て直し、

大坂をこれだけの大都市として栄えさせていること。

見事だね( ・ω・)」

 

ヒヨシマル「ははぁ!このヒヨシマル!

神武様の御ためとあらば、いかなる難しい任務でも

達成してみせまする!」

 

神武「さて、魔王カーリー討伐に出たいが、

この大坂にも守備できる神の戦士を

残す必要があるか。

さて、どんなパーティで出かけるか( ・ω・)」

 

ショウリュウキ「魔王カーリー軍の残る敵は、

おそらくSランク。

金色の神の戦士達で行くのが良さそうね。」

 

ヒヨシマル「金色の神の戦士ということは、

アチタケル、サルメノウズメ、ヤマトノショウトク、

ミカワノタケチヨ、キョウノミチナガの5人ですか。

このうち3人くらいは、大坂がハルマゲドン親衛隊に

また襲われた場合の備えに残っていただきたいです。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「妾と神武は必須で、残り2人。

難しい編成じゃな。」

 

アチタケル「2人であれば、俺とウズメの2人でよろしいのでは?」

 

神武「いや。ハルマゲドン親衛隊やパンドラへの備えを考えると、

魔王アーリマンと戦いレベルが高くなったお前たちは、むしろ残って、

他のメンバーのレベルを魔王カーリーとの戦いで上げる方が、

今後の戦いが楽になると思う。

タケルとウズメは大坂の防衛に残ってくれ。」

 

アチタケル・サルメノウズメ「シクシク…

俺(私)達、ずっとレギュラーだと思ってたのに…」

 

ヤマトノショウトク「スケヨリヒメのお供は私の使命。

私はカーリー討伐のパーティに入りたいです。」

 

ミカワノタケチヨ「おっと。俺は、カーリー三鬼将のカルラとも因縁がある。

俺が抜けるわけにはいかんだろ( ・ω・)」

 

キョウノミチナガ「私は、京都跡地から大坂に民達が避難する計画を立てました。

また京都の出身です。比叡山にも何度も登ったことがあります。

一番、敵地への地理を詳細に把握しているかと。」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「うむ。ミカワノタケチヨとキョウノミチナガを

連れていこう。

ショウトク。すまぬが、大坂でお留守番をしてくれ。」

 

ヤマトノショウトク「なんと!?

この私がお留守番ですか!?」

 

ヒメタタライスケヨリヒメ「神武が側近であるアチタケルとサルメノウズメを

大坂の防衛に置いて行くのじゃ。

妾がショウトクを大坂の防衛に残していくのがバランスが取れよう。」

 

神武「ヤマトノショウトクさん。パンドラをまともに防げそうなのは、

どうやらあなただけのようだ。

申し訳ないが、魔王カーリー討伐の際は、大坂の防衛をお任せしたい。

ダメかな( ・ω・)?」

 

ヤマトノショウトク「スケヨリヒメ様と神武様のお二人から命じられた以上、

このヤマトノショウトク。最高のお留守番として、大坂を守ってみせましょう。」

 

 

こうして、神武・スケヨリヒメ・ミカワノタケチヨ・キョウノミチナガの4人が、

魔王カーリー討伐パーティとして、比叡山に向かうことになった。

近江(滋賀県)比叡山…

 

 

アシュラ「カーリー様。これより我ら、

カーリー三鬼将は、それぞれの砦の配置につきます。」

 

ヤクシニー「神武達をこの比叡山までは入らせません。」

 

カルラ「我らにお任せを!」

 

カーリー「さあ、進んでくるがよい神武と神の戦士ども。

最高のオ・モ・テ・ナ・シ♡

を準備して待ってるわよ。

貴様らを皆殺しにするためにね!」

 

 

次回は、いよいよ魔王カーリー軍との決戦がスタート!

今回は、ここまでにしておきますか。

次回は、

 

第84話「舞え、天高く!ミカワノタケチヨ 対 カルラ」

 

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?

ナビゲーターは、アメノウズメでした。