夫くんと初めて会った時のことはぼんやりとうっすらとしか覚えてません。ビビビッともこなかった。(古い)
当時零細商社、いえ粉末商社に勤めていてこんな私でも海外のお客様をご飯にお連れしたりとかいうことがありまして、夫くんともそういう風に知り合いました。当時夫くんにはガールフレンド、彼女、同棲相手がいて。
はい、夫くんは私とは初婚でしたがそれ以前長年夫婦同然に暮らしていた人がいたんです。ドイツでは結婚してるかどうか一般的な家族の風景を見てもわからないんです。子供がいてもいなくても結婚制度に囚われてないようです。あと、結婚にも離婚にも時間とお金がかかります。だからかもしれません。
初めて夫くんと会った時も彼女との生活を少し話してくれて、自分の帰りが早い時はケーキを焼いておいて彼女が帰ってきたら一緒に食べるんだ、とか。あーお幸せなんですね〜と思ったんですが。
それから数年して会社の人からダニエル(夫くん)の彼女が亡くなったらしい、と聞きました。夫から後日聞いたところによると、この彼女さん、夫の出張中に急死されてしまったそうで。夫は出張先のホテルで深夜お医者さんからの電話を受け、すぐ夜中車を飛ばして10時間以上かけて家に戻ったそうです。(これは夫くんから後日聞きました。)
彼女との幸せそうな様子も聞いていたし、大丈夫かなと気になっていたので、彼と同じ会社の人がきた時に様子を聞いたりもしてました。出張の多い仕事でしょっちゅう家を空けていて、で、自分の留守中にそんなことがあった、ということで、「今後一切の出張を拒否する、受け入れてもらえないならクビにしてもらって構わない」と彼女が亡くなった後会社に言ったらしいです。
この強気な要求もこれまでの功績のおかげでのんでもらえて、オフィス仕事の日本担当になったそうで、ある日会社で電話を取ったら夫くんでした。で、こうして仕事の用事の前後に近況報告なんかをする様になりました。