はやとの本棚

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読書のこと、たまに映画。

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TVドラマにもなってる話題の『オレたちバブル入行組』を読みました。

計画倒産した融資先から5億円をとりかえすべく融資課長、半沢直樹が奮闘する。

上司に徹底的にいじめられ(このいじめが後になると伏線として生きてくる)責任転嫁されて左遷寸前にまで追い込まれる半沢。

読んでて結構サスペンスフルに展開する物語は読んでてハラハラドキドキ。

信用貸しで新規に5億円融資するナゾもなるほど!そういう裏があったのね!

ラストはめっちゃスカッとしました。

面白かったです。



オレたちバブル入行組 (文春文庫)/文藝春秋
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前々から気にはなっていたんだけどまだ読んだことがないっていう作家は結構いる。

池井戸 潤もその一人で、『空飛ぶタイヤ』なんかは私がその業界でメシを食ってるだけあって発表当時から気になってるけどまだ読んだことない作品。

折しも、TVで立て続けに池井戸さんの作品がドラマ化されてるもんですから、ミーハー心に火がついてしまって読んでみようかなと思い立ったわけです。

で、当然のごとく、本屋さんでは上記の作品を買おうと思ったのですが、残念売り切れ。
で、本屋さんに行ったら何か買わないと気が済まないタイプな私。

選んだのが今回の『シャイロックの子供たち』でした。

とある銀行を舞台とした10話からなる連作集。

昔気質の上司と今風の後輩の衝突、同業他社との熾烈な顧客獲得合戦と続いて、この連作集の核となる現金紛失事件、そして物語はもっと深みにはまっていきます。

どれも実際にありそうな銀行にまつわる事件ばかりでとてもリアリティがあり、実際のよくいく銀行の風景を思い起こしながら読むとなお良し。

最終話はいろんな解釈ができそうな意味深な終わり方をしますが、私は深読みせずにそのまま受け取りました。それが一番しっくりきたから。

ミステリとしてはものすごく甘いけど、軽い経済小説感覚で読むとハマれる作品でした。

面白かったです。



シャイロックの子供たち (文春文庫)/文藝春秋
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久しぶりの更新です。

毎日、本には触れていたのですが、正直ブログに感想を書くまでもない作品が続いていたのと、プライベートが少々忙しかったので更新が延び延びになってしまいました。

今回は、アーナルデュル・インドリダソン『緑衣の女』です。

日本では『湿地』に続くシリーズ4作目の本作、今回は発見された人骨をめくる謎の解明。

この作品、なんとまあ鬱小説か!読んでいて作者の精神状態を心配したくなるほど。

よっぽど気分がいい時でないと読み進めるのがつらいです、というかつらかったです。

殺人事件を捜査してる緊迫感がイマイチ感じられないし、人骨の過去に関係しそうな昔話も陰惨で不快感が募るばかり。

正直、面白くなかったです。

やはり、シリーズものは1作目から読んだ方が主要キャラへの感情移入がしやすくなるのではないか。

たびたび出てくる主人公の娘(重度のジャンキー)や主人公の別れた妻(罵り方がハンパない)がどうしてこうもつらく主人公にあたるのか、もし前2作でその辺が描かれていたら読んでみたいんですけどね。

今後、このシリーズが日本語訳出るときは文庫でいいです。



緑衣の女/東京創元社
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