日本は桜前線のニュースで春爛漫。
私の脳ミソも春爛漫。
4月5日に息子夫婦のもとに元気な男の子が誕生した。
分かってはいたが、これは想像以上に嬉しいものだ。
それと、とても不思議な感覚。
ついこないだ、息子が生まれて、この手に抱いたような気がする。
時は瞬く間に流れ、三十年の歳月が過ぎ、同じように息子が赤ん坊を手に抱いている。
デジャブ―のような、錯覚を感じる。
息子の嫁は、以前駐在員家族としてご近所に暮らしていた仲良し家族のお嬢さん。
嫁が中学生の頃を知っている。
真っ黒に日焼けして、ソフトボールを投げていた姿が記憶にある。
その時は、まさかこの子が、うちの嫁になるとは想像だにしなかった。
駐在期間が終わり、日本に帰国した彼女に息子が再会するのは、その8年後。
お互いに社会人となって、東京での同窓会で再会して付き合いが始まったそうだ。
スマホの出現により、最近の若者はカメラ慣れしているというか、毎日のように写真を撮る。
そのうえ、フォトスタジオでの記念写真も気軽に取るようになった。
私の時代では、写真館での家族写真は人生2回だけだった。
息子と嫁がマタニティーフォトを送ってきたときは、自分たちの時も撮りたかったな~と羨ましく思った。
やはりプロに撮ってもらうと出来がいい。
今回の出産は、計画出産。
予定日の少し前に入院し、促進剤で陣痛を誘発し、無事に生まれた。
息子がファミリーLINEで経過を報告しながらの出産だった。
「今、促進剤を入れた」
「陣痛が始まって痛がってる」
「今、麻酔を打ってもらった」
「破水した」
「子宮口が8センチに広がった」
と報告が入る
そして、しばらく間が空いた。
佳境だなと思った。
手に汗握るよう。
やがて「無事に生まれた!」と知らせが入ってホッとする。
無事に元気に生まれてくれればそれでいいと思っていたが、いざ生まれたと聞くと一刻も早く顔が見たくなる。
まったく、せっかちなジジイだ。
しかし、決して催促などしない。
まずは感動の親子対面があるからだ。
そっとしておこう。
間もなく息子から写真とビデオが送られてきた。
親子で感動の対面を果たした写真だ。
実に感動的だ。
私の息子が、彼の息子を初めて撮影したビデオでは、息子の感動した上ずった声と鼻をすする効果音が入っていた。
泣いているのか、花粉症なのかは分からないが、訊くのも野暮。
その晩は、やはり興奮していたのだろう。
夜中に何度も目が覚めた。
その都度FBに送られてくるお祝いのメッセージなどにも目を通す。
有難いことだ。
翌朝、せっかちなジジイは、孫の名前が気になって仕方がない。
家内と一緒に命名発表はいつだ?とLINEでせっつく。
「後程、ビデオチャットで直接伝える」と返事があったが、「嫁の体調を見て無理のない時間に」と少し余裕を見せて返事を返す。
思いやりのあるジジイだ。
そして、数時間してビデオチャット開始。
まずは嫁をねぎらい、二人にお祝いを言う。
いよいよ、もったいぶってPCで書道風にデザインした名前の文字を見せてくれながらの発表となった。
命名、岡井颯(そう)!
読み方違いで、颯(はやて)は、実は息子の名前の候補に最後まで残っていたもの。
息子は、そのことは一切知らなかったが、不思議だ。
ビデオチャットで家内が、息子と颯が生まれたときの体重が全く一緒だと言っている。
2980でお買い得品の値段のようだ。
身長は1センチ違い、誤差のレベルだろう。
まったく、気が利かない産院だ。
まあ知る由もないか。
しかし、何で家内は体重と身長を知っているのだ?
送られてきた数枚の写真の中で、ベッドの頭のところにあった患者名の表記の下に書かれてあった情報を見たのだ。
それを目ざとく見つけるのが凄い。
毎日息子が写真やビデオをネットアプリにアップしてくれる。
便利だ。
息子が生まれたときは写真を現像して、郵便で日本へ送っていたのに。
さてさて、始まったばかりの私のジジイライフ。
世紀の爺馬鹿などと言われぬように、気持ちを抑えていこうと思う。
少なくとも、枯渇気味だったブログネタは一気に増えそうだ。
もしよろしければ、今後もお付き合いのほどを!
それでは今日はこの辺で…、カイロでしあわせに!


