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過去のことを思い巡らせてみて、僕なりに話が繋がった。

幼い頃、豚からもらったウイルスが住み着き、免疫力が落ちた頃、時々顔を覗かせて、発熱や下痢を引き起こしていた。

小学生の頃に化膿したところも、その後潰瘍性大腸炎になったのも元を辿ればウイルスが原因だったと考えると自分なりに納得がいった。

さらに、20代半ばに医師から言われていた慢性疲労症候群も、生死をさまよった髄膜炎も全てウイルスが原因とも言われている。

「なぜ自分だけこんな沢山の病かからなきゃならないんだ」と思っていた症状は、一つの線でつながった。

思うようにならない身体と頭が続き、原因が分からず辟易していたが、「わかった」ことで腑に落ちた。

キツイのも体調が悪いのも「仕方がない」といい意味で諦めがつくようになった。

自分の努力で「なんとかしてやる」と食事や運動、医学的なことを探求し、無理を重ねるのもやめた。

とはいえ、元々人の目を気にして無理する癖はなかなか治らなかったが、自分の体を守るために、努めて「サボる」事にした。

それでも体調はなかなか安定しなかったが、やっと突破口を見つけて正常に近づきつつある。

自分なりに納得がいったので以前に増して気分的にも落ち着いた。周囲の理解が得づらい部分もあったが、自分で回復の道が見えたのでマイペースでいられる。

「完治」もあるかもしれない。もし、そうならなくても、うまく付き合っていける。

同じように苦しみの原因を自分で理解できず人からも理解されないまま、人知れず我慢しながら生きている人たちの気持ちはある程度わかるつもりだ。

そして、人生全般で起こる一連の病は、僕に何を知らせてくれるのか。

その全てがわかるのはもう少し先かも知れない。

今の時点でわかっていること。

それは、自分のせいにも人のせいにもせず「ケ・セラ・セラ」で生きることを教えてくれた病たち。

健康というものがどれだけありがたくて尊いものなのかも身をもって知ることができた。

ずっとつきまとう病に苦しむ中、本当に思いやりを持ち接し続けてくれた人たちもいた。「人」が見えるようになった。

今の自分があるのは間違いなく「これらの経験のおかげ」だとも言える。

誰もができる経験ではない。これらの経験を生かして人の心を軽くさせられる存在でいようと思う。

おかげさまで、痛みや辛さに耐えながら過ごすのが当たり前だった日々から、「普通の」健康な日常を取り戻しつつある。

ありがとうございます。

幸せはあなたのすぐそばに🍀

天地人に感謝

生かされていることに感謝

病の起源。その2。