花の最後を見届けた人、中川幸夫さん
新聞の新生面より・・・・・
電車賃をうかすために、歩いて帰宅していた夫婦が、花屋で見事な椿の花を見つけて、買ってしまった。
食事代が無くなった。
返してきましょうかと、妻が言うと、夫はそれを制し、
めしに変えるくらいなら、俺が食う。
と言って、顔もしかめず、椿の花を食べた。
食べたのは、中川さんでした。
香川県出身の前衛生け花作家として、活躍。
最近亡くなりましたが、書家としても有名で、邦画「たそがれ清兵衛」の題字も書いてます。
池坊を飛びだし、型破りな作品を生み出して・・・・・
死にゆく花の命を、生け花の形にして表現してみせた。
↓ 花坊主 という作品。数百本のカーネーションの花だけを、ガラス容器に密封、発酵させる。、
やがて、花弁は、溶けだして、血を流し始める。
その用器を逆さにした作品。
こうして、柔らかくなった花弁を用い、造形した作品もおおい。
、
妻の唄子さんが亡くなったとき、道を埋め尽くす桜の花弁を集めて発酵させ、丸くして、妻の灰をまぜた。
中川さんらしい、愛情を感じる。
~~~~~
こういう作家がいたということを、初めて知りました。
死んだ花までも、芸術に変える、本当に心から花を愛したひとなんだと・・・・
作品は、おどろおどろしい感じもしますが、衝撃的でした~~~
・・・・・さて
古いですが
バーブ佐竹(知らないでしょw)
骨まで~~骨まで~~骨まで愛して欲しいのよ~~