こんばんは。

オカダトモコです。

三十路だろうが、

四十路だろうが、

独身だろうが、

既婚だろうが、

子持ちだろうが、

恋愛体質の女性が、この世にはいます。

「魔性の女」

「甘え上手」

「小悪魔」

などなど。

いろいろ言われ方はあるけれど、

女であることを楽しみ、

女である強みを存分に活かしきって、人生を送る女性たち。

（イメージ）

そういう人たちを心から羨ましいと思いながら、

私はその対極に存在しています。

甘えられない。

喋りすぎるコミュ障。

色気は母のお腹に置いてきた。

男が私に興味を持つはずがない。

こんな自分の状態を、一発で言い当てられて「ガビーン」となった言葉、

それが「こじらせ女子」でした。

最近じゃ割と普通に「こじらせてるね〜」なんて使うけど、

改めてどういうことなのか。ご紹介。

こじらせ女子

（こじらせじょし）

女子としての自信がなく、それ故の問題を抱えている女性のこと。

実際にモテるかどうかや容姿の美醜にかかわらない個人的現象であり、女子力が弱いと感じることで生じる。

社交的には、甘えたり可愛らしく装うことが苦手、奇抜なファッションを好む、性依存、社会との接触遮断などが現れる。

ライター・雨宮まみの著書『女子をこじらせて』(ポット出版、2011年12月)により提唱され、13年の「ユーキャン新語・流行語大賞」で候補に挙げられて話題となった。

（コトバンクより引用）

ということで、

そもそも、この「こじらせ女子」という言葉は、

私が敬愛してやまない、AVライターであり作家の雨宮まみさんが生み出した言葉です。

詳しくはこちらの本を読んでいただきたいのですが、

女子をこじらせて

Amazon

「女として自信がない」「どうせ」「私が女を気取ったところで」「誰が見るの」「いらないよね」みたいな表の私と、

実は心の中に住んでいるか弱い女子の私が、いちいち傷ついてほろほろと涙を流している、

そんな非常に面倒臭い状態と言うか何と言うか。

それをたった7文字で表されていた衝撃。

「こじらせている」

ああそれ！

私、女をこじらせてるんだ！

なんてしっくりくる言葉なんだろう！！

と激しく頷きました。

きっと若いうちに、

誰かに死ぬほど愛されたりとかしたら、

自分の「女としての存在価値」を見出せて、こじらせを卒業できたんだろうけど、

残念ながら、そういう機会に出くわさず今に至ります。

あ、大丈夫。

泣いてない。

このまま多分、こじらせ中年を通って、こじらせ老人になるんだろうと思われます。

まあそれはそれで、面白そうだからいっか。

いっそ、こじらせを極めようぜ。

てことで、

こじらせ仲間募集中♡

一緒に、こじらせ老人になりませんか。

（嫌か。嫌だな。うん。）

雨宮まみさんは、昨年僅か40歳でこの世を去りました。

本当に残念で残念で、いまだに嘘であって欲しいという思いは消えません。

ご冥福をお祈りします。

以上、ちょっとしんみり。

オカダトモコでした。

独身四十路女のコラム11：いっそ、こじらせ老人を目指せばいいのだろうか。