皆様ご機嫌よう。今日は前回の続きを書いていきまーす。(遅くなって申し訳ありません)


①家にずっといる
②仕事を休めない
③子どものエネルギーとストレスを持て余す
        (↓今日はここからです)
④子どもを預ける場所がない
⑤学校・幼稚園・保育園への再適応


  
④子どもを預ける場所がない
保護者さんにとって、子どもさんを預ける場所がないということはとても大変なことですよね。
子どもにとっても、社会参加する場所(機会)がないということです。
③でも書いたエネルギーとストレスを持て余してしまうということに加えて、子どもさんの持っている社会参加に対するエネルギーも持て余してしまうということになります。これが実にやっかいだと私は考えています。
人と会話をしたい、家族以外の人とコミュニケーションをとりたい、話を聞きたい、聞いて欲しい等の潜在的な欲求が満たされないと、家族に不満を持つことにつながります。でも、そんなことをうまく整理できるお子さんは非常に少なく、多くの場合は対処努力の結果、弟や妹に八つ当たりしてしまいます。そして叱られます。
多くの保護者の方はそれを理解しつつも、必要なことはきちんと伝えますよね。気持ちは分かるけど、この行動は許してはいけないという気持ちで、しっかり向き合って、必要であれば叱ります。それはとても大切なことです。でも、根本的なところはなかなか改善しないので、繰り返してしまいます。繰り返してしまうと、またストレスが大きくなってしまいます。
当たり前のことですが、しっかりお話を聞いてあげる時間が必要です。
子どもさんが不適切な行動をしてしまったタイミングでこの機会を作ると、子どもさんは間違った学習をしてしまう可能性が高いので、あまりオススメはできません。
できれば何かあったときではなく、何気ないタイミングで「あなたの話を聞かせて」とお願いしてあげてください。そして保護者さんも、お友達やパートナー、ご家族の方、誰でもいいです。お話を聞いてもらってください。


⑤学校・幼稚園・保育園への再適応
休校・休園が終わったら全てが解決するわけではありません。
今度はまた、再適応という壁が待っています。

きっと学校(または幼稚園、保育園)行きたかったー!行けるー!嬉しいー!お友達に会えるー!
と、嬉しい気持ちでいっぱいでしょう。
でも久しぶりに会うお友達とどう関わっていいのか分からない、久しぶりの授業めちゃくちゃ疲れる!みんながいるときにご飯食べるのってどうやるんだっけ?あれ、いつ息継ぎするんだっけ?
と、小さいことまで混乱の連続になったりします。それはなぜか、再適応が必要だからです。
夏休み明けがしんどいのも、これが理由だったりしますね。大人でも、連休明けの仕事は辛いですよね、、私自身もお盆休みが明けて仕事に戻るのが、すでに億劫です(笑)

本題に戻ります。
毎日楽しく行っていた幼稚園に、あるいはしんどいけど頑張って行っていた学校に、何とも思っていないけど習慣として通っていた保育園に、急に行けなくなった。仲良くしなさい、一緒に遊びなさい、お話をしなさいと言われていたお友達と、突然会えなくなった。
でもなんとかお家の中で楽しみを見つけたり、家族のあたたかさを感じられたり、もちろんネガティブな出来事も感情もいっぱいあって、色んなことを乗り越えてなんとか過ごして生きてきて、どうにかお家時間に適応できた!
と思ったらまたひっくり返って、再適応しなければいけなくなります。
子どもさんは大人よりも適応能力が高い面もありますが、初めての状況に適応するときよりも、一度離れた環境に再適応の方がしんどいというお子さんの方が多いです。

さらに長期休みと違って、見通しが立たないまま振り回されるです。いや、そりゃーさすがにきついですよね、、
そんなわけで、休校・休園終わりの再適応はめちゃくちゃ大変なんです。


【最後に】
今回は何かに対しての解決策というよりは、「何が大変か」ということを項目をしぼってまとめました。これらのストレスとどのように付き合っていくかという点については、次回またお伝えできればと考えております。

もちろん大変さはご家庭によって様々だと思いますし、私の想像が及ばない範囲やレベルもあると思います。

保護者の皆さん、幼稚園や保育園・学校の先生方。本当に毎日お疲れさまです。
どうか可能な限りリフレッシュして、無理せずお過ごしくださいね。

はい、今日はここまでです♪
次回は、ストレスマネジメントについて書いていきます。専門分野からは少しずれるので、一個人の意見としてご一読いただければ幸せます。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!またお会いしましょう♪