以前お話しした通り、私は愛媛県の人口2400人ほどの島 中島で生まれ育ちました。

 

コンビニはない、同級生11人、島民のほとんどがみかん農家。そんな島。

そこで私は有機農業をするために移住してきた両親のもとに生まれ、18年間育ちました。

 

私のことを生まれた時から知っている人が周りにはたくさんいます。

 

島で過ごした高校までの私はいわゆる「優等生」で、勉強もできて運動もできてしっかりしててすごい子で通っていました。

将来は広い世界に出て、いい仕事に就くときっとみんな思っていることでしょう。そういう期待の声を掛けてもらうことも多々あります。

 

でも私は、島に戻って島をおもしろくすることがしたいんです。

 

高校生の時から「グローカルな島を創りたい」と言いまくり、プレゼン大会などを通して少しずつ島の周りの大人にも伝わっていると思っていました。

 

私は大学受験のためでも、ガクチカのためでもなく、夢物語でもなく、本気で人生をかけて中島に戻って何か新しいことを始めたい、中島から理想の社会を創りたい、リアル版どうぶつの森をしたいと思っています。

 

でも、いざ島に戻って何かをやろうと思うと、不安とためらいと恐れが一気に襲ってきます。

 

「まだ19歳なのに、今どうして島に戻ってくるの?」

「農業のことなんてなんも知らんくせに、しゃしゃり出おって」

「それってほんとにやって島のためになるの?~するだけじゃない?」

 

そんなことを言われるのが怖い。怖くて仕方がない。

そう思うと、「自分はなんだってできる」から「私なんかに何ができるんだろう」という思考になる。

 

結局批判されるのが怖くて、「私は『今』こんなことがやりたいんです」とまっすぐ言えない。学生の鎧を着て、自分を良く見せて、本気でやりたいことを主張できてない。そんな自分が大嫌いで、むかつくし、そんな自分に幻滅する。

 

その人の言っていることが全てではないことは分かっているけれど、自分のことをずっと知っている周りの人には批判されたくない、その人の言うことが正しいんじゃないか、そう思ってしまう。

 

生まれた時から私のことを知っていて、優等生で通っている私が突然島に戻り、何かをやろうとしている。何も知らない無知な19歳が、島で何年、何十年も農業を、商いをしてきた人と仕事をする。

 

怖い。いいように見られたい。そんなよわよわ自分がにゅっと出てくるのだ。

 

結局、自分のやろうとしていることに自信も確信もないのではないだろうか。

でも、差しさわりの無いこと、だれもが賛成することなんて面白くないだろう。

 

批判されることを恐れていて、何か成し遂げることなんでできるはずがない。