介を飼い始めたのは私がまだ6歳で保育園にいたころ
介は売れ残りで安かった
本当は見るだけだったんだけどお父さんの一目ぼれで飼うことになった
チワワブームだったその頃、私はラブラドールなんて犬種知らなかったし
絶対チワワがいいと思っていた
しかも黒なんて、もう一匹ラブラドールに白い子がいたんだけど
私は白い子のほうが可愛く見えた
でも犬を飼うのは夢だったから、介が家に来たときはそんな風には思わなかった
純粋に嬉しかったし可愛いと思った
介は当時痩せてたけど私にとってはとても重かった
介は一番最初に覚えたのはトイレの場所
人を噛んではいけないと学んでから家具を噛むようになった
小さいころの介はトラブルメーカーだった
いたずらっこでよく脱走した
パトカーに乗ってきたことだってある
あとゴミ箱あさりと靴下、タオル、ティッシュを噛むのは最後までやめなかった
小1のとき鍵っ子だった私が帰宅すると介が下痢をしていて大泣きしたも良い思い出
介は本当にいい子だった
震災のときも怖いはずなのにっじっと私の腕の中にいた
おいで!というと嬉しそうに寄ってくるし
介!というと嬉しそうに尻尾を振るし(そして寄ってくる)
あと何かを要求するときはお手だった
トイレもご飯も遊んでほしいときも避けてほしいときも
ただ震災のときにトイレに行きたいからといって寝てる私の顔の上でジャンプしたのはなんだったのか
散歩という単語を聞くだけで飛び跳ねて喜ぶし
とにかく特にといった芸はないけど
本当に可愛かった
癌だって診断されたときは本当に辛かった
介も入院したとき、癌で辛いのではなく
一人ぼっちなのが辛いみたいで
だから退院したときは体力も全然無いはずなのに
いちいちみんなのそばにいた
しばらくすると介は元と同じようになるまで回復した
約一ヶ月したときに介のお腹に水がたまっていて
もう2,3日で死ぬだろうと言われた
けど介は水をなぜか吸収してしまって
また元気になった
お医者さんいわく奇跡だと
さすが介
2日前なんて脱走したんだよ
やっぱり散歩に行きたかったのかねえ
そんな介は今日の午前3時前に家族に囲まれて永眠いたしました
介ありがとうね
心配してくれたみんなありがとう
なぜ介のことがTVで大きく取り上げられないのかが私は不思議です
介大好き



