その後すぐ父・妹が駆け付けてくれました。

妹は即座に「生体肝移植しよう!私の肝臓あげるから大丈夫だよ」
素人の単純な考えですが今の自分には心が和らぐ温かい言葉でした。

そして家族でがんセンへ…

○木医師に呼び出されると更なる追い打ちが…

「先日は肝臓だけと思ってましたがすい臓近くのリンパに転移が認められました。」

医療の素人の自分でさえ分かります…その言葉の意味が…

すると妹が
「生体肝移植は可能ですか?」

すぐに○木医師が
「ないない!今のこの肝臓に生体肝移植も切る事も抗がん剤を投与することもできない。抗がん剤入れて破裂する可能性もあるし、切るのは保険適用されてないし俺捕まりたくないもん。生体肝移植だったらフィリピンとかだったらできるんじゃないかな」

確かに素人だしできないにせよ○木医師の発言は人間として最低だなと思いました。

「緩和ケアで残りの時間を過ごすのが最善かと…余命は4ヵ月。」

「実家に戻ってそっちで病院探すので来週来た時に紹介状お願いします」

部屋を出た瞬間妹は大泣きし、自分は一人外に出てうなだれてたような記憶があります。

夜ご飯は街に出て美味しい物食べに行こうと母が提案し何年ぶりだろうか家族揃って街に出掛けました。

写メを撮ったり、みんな明るく振る舞おうとしてる姿に泣けてきました。