ブラック企業で働く派遣事務のここだけの話

ブラック企業で働く派遣事務のここだけの話

過酷な仕事環境で働いている派遣事務ですが、あっという間に時間が過ぎて早くも5年以上も事務員として働いています。思わせぶりなタイトルですが、中身はいたって普通のブログです。

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入社3年目になると新入社員の教育係が、業務という名で課せられ上手に対応出来ないとその後の将来にかかわってくる大仕事です。

今年度3年目の私にも、この大仕事が課されました。自分でも多少コミュ障と認識出来るくらいは、マネージャーにも認知されていると思っていたのに新人女子を任されました。

思っていた通り、使用期間の半年を過ぎても新人の仕事の第一歩であるお茶汲みの意味も理解してくれませんでした。

業種が接客業ということもあるので、接客が始まったらまずお客様に飲み物を提供というのが、もてなしだと説明しました。あきらめて最近では彼女に接客絵お任せ私が飲み物の提供をしてから彼女とツーマンセルで接客を始めるのですが、初めてのお客様でもいい感じに彼女がクッション的な会話をしていた様で取引のも順調に成果を上げられる件数が増えたように思います。

気が付けば仕事以外でも彼女との付き合いができ、趣味の映画鑑賞やライブにも一緒に行くことが増え、「これって付き合ってねぇ。」と思い始めてしまいました。仕事でのパートナーから未来のパートナーって感じです。

しかし転機が訪れました。
会社の飲み会があり、珍しく参加しなした。少し遅れて行ったお店でなんと彼女が、彼氏を仕事仲間に紹介していました。

半年以上、手塩にかけて育てた彼女だったのに。
唯一の救いは、告白しなかったことですが、仕事場の空気に精神的に耐えられそうもありません。

この体験が転職を考えて理由です。
アルバイトはできるだけ長く続けたいものですが、一日で辞めてしまったものもあります。それは、高級日本料理店での接客アルバイトです。
そのお店は、牡蠣をメインにした海鮮料理が売りのお店で、価格も内装も高級。求人情報誌の時給900円に惹かれて面接に行き、すぐに勤務となったのですが、一日で辞めてしまったのは従業員の働く裏側がカオスすぎて、まともに指導もしてもらえなかったから。
アルバイト初日、おそるおそる店内に入りバイトの旨を伝えたら更衣室に連れて行かれたのですが、これがとても狭くて服や靴が散乱していてひどい!何とか和服に着替えたところで表に出たのですが、皆忙しく片づけや仕出しに出ている中、私は完全に放置されました…。いえ、自分から動けばいいのですが、何せ何からしたらいいのかが全くわかりません。茫然としていると近くにいた人がとりあえずここをやってくれる?と洗い場の方に案内してくれたのですが、それほどすることもなく…。
そもそもこれだけ人がいるのに、そんなにやることがないのでは?アルバイト初日は3時間ほど働きましたが、自分がいる意味もないように思い、また仕事の流れの説明もなく何となくその場限りの雑用をするだけで、次回のシフトのことも全く説明がなかったことに嫌気が差し、もう行きたくないな…と思いました。
そして翌日、電話でやっぱり辞めます…と電話。いくら時給が良くても、高級料理店でも、働く現場に違和感を感じたら無理だなあと思った出来事でした。
私は一時期、アルバイトで短期の仕事をしていたことがあります。
そこでは様々な種類のお仕事を扱っていて、私が経験しただけでもティッシュ配りや試飲販売、スーパーの棚卸や工場内作業など、幅広いお仕事を体験することができました。
その中でも驚いたのが、わりとどのお仕事でも共通で、未経験だろうが経験者だろうが関係なく、ほとんど何の説明もなしにお仕事を始められてしまうということです。
おそらく、依頼した会社側は、派遣会社の方で仕事内容をあらかた説明しているか、もしくは経験者であったり、研修を行っているなどして即戦力として使える人材が来ていると考えていたのでしょう。
実際、あまり説明がなくてもできるお仕事だから派遣アルバイトにも任せられることなのですが、正直初めてのお仕事ばかりだったので、毎回のように戸惑い、周りに迷惑をかけてしまうこともありました。
また、同じような職種でも、場所によってルールが違っていたりするので、いつもお仕事先に着くまで不安だったことを憶えています。
研修やマニュアルにも限界はあるかと思いますが、もう少しスタッフが働きやすい環境を整えてくれたら、派遣する側にとっても、取引先にとっても、最終的には質の高いお仕事ができ、プラスになるのではないかと思います。