『第1回おじさんミュージシャン総選挙』【OJM2012】にご参加いただきましたみなさん、また、このブログを読んでいただきましたみなさん、ここで改めて御礼を申し上げます。
選挙委員会・管理人のぎゃしゃ(@gyasya)です。
無事に集計も終わり、第1位発表まで完走できてホッとしました。
このタイミングで、6/6夜の企画開始から今までで、選挙委員会・管理人の立場として考えたこと、感じたことを記したいと思っております。
ポッドキャスト『桜川マキシム』でも今回の振り返り放送を配信しておりますが、そこではあえて取り上げていなかったことを中心に書き綴ります。
自己満足の消化のためです。はい。
▼桜川マキシム 第331回「おじさんミュージシャン総選挙」
http://sgmx.info/2012/06/331.html■御礼。THX!THX!THX!
まずは御礼を申し上げたい方々に。
本企画の原点となった「#おじさんミュージシャン総選挙」を生み出されたはるこさん。おおきに。
彼女がハッシュタグを生み出したことから、本企画の着想と設計が生まれました。
また、彼女が考える「おじさん」の定義が『加藤隆志』や『チバユウスケ』という40代前半の人だったことが、僕にとっては衝撃でした。
チバなんて、未だに僕の中では「無茶するにーちゃん」です。
「おじさん」と認識されることが驚きでした。
今現在2012年、チバも40代に、僕も30代になったということです。
世代によっては「おじさん」の定義が異なることが、本企画がおもしろいと思えた観点です。
「おじさん」という観点でトップ10予想を寄稿いただいた、ポッドキャスト『さばラジオ』の射導送水(しゃどうそうすい)さん。
ポッドキャスト『桜川マキシム』でも話しましたが、企画意図を汲み取っていただいた素晴らしいコラム、ありがとうございました。
怒髪天の音楽と同じく、「さばラジオ」ならびに送水からはボンクラおっさんの深みとキュートさを感じます。
送水を見ると増子さんが、増子さんを見ると送水が思い浮かぶのは、世界で僕だけかもしれませんが。
そして、最も短納期にも関わらず細やかな対応で、独特の香りが匂い立つ文章を寄稿いただいた、黒田勇樹さん(にーさん)。
ここ最近のにーさんの活動・発言がいちいちツボで、僕がはじめて有料メルマガを購読することになったのも、にーさんがきっかけでした。
本企画を通じて、今までにーさんの魅力を知らなかった方々が認識してもらえる機会となっていたら、嬉しくも思います。
自分の本職で仕事として何かオファーしたいとも思ったのですが、ちょっと絡み辛い業界なので、OJM総選挙という素材でコラボさせてもらって嬉しかったなー。
いつか、『桜川マキシム』や『もっこもこパレード』としてジョインできたら、と夢想しています。
そして、候補者の方々にまで今回の企画がリーチしたのは、嬉しい誤算でした。
うじきつよしさん、KANさん、根本要さん、本企画を寛容にご理解いただけた事に感謝申し上げます。
また、選挙委員会のバックグラウンド作業として、集計補助やブログ基本情報集め、ブログのアップ作業など諸作業を手伝ってくれた、現在無職の友人Y。ナイスタイミングの無職突入はThis is 運命。本当におおきに。
もちろん、投票にご参加いただいた方、候補者選定前にご自身の一押しOJMを挙げてくれた方々、都度の発表やブログ更新情報をTwitterで拡散してくれた方、ご自身のブログで取り上げていただいた方々、多くの人と共有できたことに大きく感謝しております。
■56名の候補者人選「56名」という候補者枠は、AKB総選挙第1回のAKBチームから選ばれた人数に合わせました。
作業面を考えるとちょっと多かったなー、とも思いましたが、結果的にはバラエティに富んでいて良かったんじゃないかと満足しました。
候補者56名の絞り込みの「まんべんなく(世代、ジャンル)」という基準を念頭に置きました。
なるべくカラーが異なる方が、企画として広いターゲットに届くと思いまして。
ただ、1つのジャンルについては全く抜け落ちています。ちょっと心残り。
「パンク」ゾーンの人は56名の枠に入っていません。何人かハッシュタグではつぶやきがあったんですが、「おじさん」という定義と「パンク」がうまく折衷する人って少ないんですよね。
それこそ、増子さん・怒髪天ほどの開けた感じが無いと、「パンク」「おじさん」という言葉は非常に相性が良くない概念だと思いました。
■「おじさんじゃない」基準候補者選定前の段階でハッシュタグにどんどん名前が挙がる中、「多分、この人は名前が出ないだろうな」という人が、2名思い浮かびました。
年齢的にはおじさん領域ですが、ファンからもファンでない人からも「おじさん」認識を得られない人たち。
そして、結果的に名前は出ませんでした。
藤井フミヤ(49歳)、稲葉浩志(47歳)。
「おじさん」という基準が加齢にある訳ではない、とこの2名が証明しています。
2人とも、もうええ年齢ですよね。
でも「おじさん」ゾーンには絶対入らなさそう。
もう10年ほど前にフミヤのライブ(@大阪城ホール)へ行った時、MCで「あー、最近ツアー前は全然運動してなくて。年齢重ねると身体も動かなくなってくるし大変。まぁ運動するって言っても、たまに腰を振るくらいだからねー」と話されていた瞬間、会場の空気が凍りました。
フミヤファンの女性にとっては「このスタンスはNG」なのだと感じました。まぁ大爆笑しましたけど。
稲葉さんはもう超人的ですらありますね。
メンバー全員が候補者の名前に挙がる、というバンド・ユニットがいくつかありました。
THE ALFEE、YMO、怒髪天など。
YMOについては全員ですが、ALFEEと怒髪天は56名候補としては1名に絞りこみました。
ただ、メンバー全員の名前が挙がったけど誰も56名候補に入れなかった1つのバンドがあります。
BUCK-TICKです。
未だにみなさんオットコマエでクレイジーですし、おじさん的愛らしさには欠けるなーと思って候補としては選出しませんでした。
AKBでは長年センターがあっちゃんでしたが、こちらのあっちゃんは人間界でなく魔界の住人だと思いますので。
■「候補者紹介」の意図各候補者の紹介を5名ずつ程度、順番に紹介していく「候補者紹介」はアーカイブとしても、作成して良かったと思っています。
5名程度の区切りにすることで、投票を考えてくれる人が自分のお目当て候補以外のOJMについても、目に触れていただける機会があれば良いな、との意図がありました。
「投票したい」→「候補者紹介でお目当ての項目を見る」→「前後に自分のよく知らない変な人がいる」→「HPやyoutubeで検索する」→となって新しい何かを感じられたら、ええ機会だなーと。
僕自身としては、平沢進(P-MODEL)や巻上公一(ヒカシュー)の音楽に触れる機会はほぼ初めてだったので、衝撃を受けました。色んな意味でw
候補者紹介は「あいうえお」順で並べていたのですが、以下の2項については組み合わせのミラクルを感じる、カオスな並びになったと嬉しくなりました。
>候補者紹介.4 菊地成孔、ギターウルフセイジ、木村充揮、グレートマエカワ、桑田佳祐
http://ameblo.jp/ojm2012/entry-11272722002.html
>候補者紹介.9 平沢進、不破大輔、細野晴臣、巻上公一、増子直純
http://ameblo.jp/ojm2012/entry-11275560180.html
センターは民生になりましたけど、上記の5人×2組は何か別のユニットを組ませたい、そんなつんくボーイ的プロデューサー気分を堪能。
■選挙の遊び方ポッドキャスト『桜川マキシム』ではちょっとビビッドに話をしましたが、ネットをベースとした遊びには、マナーやリテラシーの線引きが個人に委ねられる部分もけっこうあって、その感覚を共有できるかどうかは難しくもありました。
連続投票や重複投票は、ある程度システム的に判別する手立てを用意していたのですが、やっぱり発生しましたので、ちょっと残念ではあります。
意図してやっている人がいるなら、遊びの粋を分かってないなー、と。
情報が拡散しての集団投票に関しては、この程度の規模感であれば微笑ましい感じで好意的に受け取りました。
ライブに行ったり、新しいアルバムの感想を話あったりすることも1つの共有体験ですが、「同じ人に投票する」という行為には、さらに強い連帯感が生まれる味があったと思います。
ライブやCDは基本的に受動的な楽しみ方ですが、投票行動は能動的な遊びとも言えますし。
連投・重複を意図した行動した人や、集団投票に乗った人、それらの方々は「AKB総選挙」や「AKBのファン」に対して、非難的な視線や「気持ち悪い」などの言動は決してできないだろうなーとも感じます。
確かに、金銭を含む対価という面がAKB総選挙にはあったけど、実行動や興奮・感動は同系統のものだったのではないでしょうか。
中には、AKBファンの気持が分かりました、ってツイートされていた方もお見かけしましたし。
結果がTwitterのTLに延々と流れたりせず、投票集計をブラックボックス化したことで、余計に拍車がかかったのかも。
選挙って、麻薬。
■文章、ちゃんと読んでます??いちいち僕の文章が怠惰で読み辛いってのもありますが、ルールや説明文をちゃんと読んで理解されていない人も多かったですね。
『書いとるがな!』と何度も思う局面がありました。
「6/8の0時から投票」なのに見切り発車投票が約200件ほどありました。
「候補者56名はあいうえお順」というのも、並びを見て理解できていない人がいてました。
「中間TOP5発表」の時も、順位で無くあいうえお順だとはっきり記載しているのに誤理解多数…。
まぁ読み流していいんですけどね、遊びですから。
でも、文章の読み方や読解力の面で、若干不安を感じました。
ナナメ読みどころか、理解・解釈の基本技術が不足している人にも発信してしまう可能性は、話し言葉だけのポッドキャスト・ネットラジオをやっていると何度も直面するのですが、文章でもズレが生じるもんだなーと。
■記録として残す意味本企画はTwitterで生まれたハッシュタグから着想を得ました。
このハッシュタグを見て、せっかくのおもしろいタネがTLの波に流されてしまうのは勿体無いな、と思ったのは自分でもはじめてでした。
Twitterで盛り上がる事ってツールとして手軽な分、その瞬間の共有感覚は高いんですが、どうしても「つぶやきっぱなし」「流れっぱなし」な印象です。
情報として扱う以上、もっと共有感覚を高めるには、やっぱりなにかしらのまとめ・編纂作業が必要なんですよね。
そして、その作業には手間がかかります。
手間がかかっても情報の質次第では残らない・価値の無い可能性も大いにありますが、今回の企画一連で得られた言葉や感覚はパッケージすることで、振り返っても楽しめる情報の塊になるとの期待がありました。
ブログをコンテンツの中心として、基本的にTwitterはアナウンス媒体に意向させたのも、企画が終わってからもアーカイブ性が高いからでした。
このブログはお陰さまで、マックスピーク時は1日の訪問数が約7,000ユーザー、ページビューは1日で約20,000ヒットを越えていました。
「見てもらえるような工夫」はもっともっと出来たかもしれませんが、予測していた数倍の成果だったので方向性としては正しかったのかな、と今の段階では思っています。
いつか何かの拍子に誰かが「おじさんミュージシャン総選挙」という言葉を検索したり、それぞれのOJMの名前で検索している中で、このブログに辿り着いて本企画を追体験してもらえたり、56名のOJMに興味を持つきっかけとなれば嬉しいです。
■第2回開催について『桜川マキシム』でも触れましたが、僕が企画管理する「第2回おじさんミュージシャン総選挙」の実施予定はありません。
理由としては、今回の第1回で十分に満足して遊べたから、第2回をやる意味が見出せないからです。
いくつか第2回についてのお問い合わせやコメントなど頂いておりましたが、サーセン。
仕事じゃないから本気で遊べるな、と毎日脳みその別セクションがブワワッと動いておりました。
同じ事をもう1回やっても、初めての感覚にはどうしたって勝てないんですよね。どんな遊びでも。
何か異なる意味付けをできれば、また遊べるんですけども。
第2回や別のテーマで企画されたい方がいらっしゃれば、僕が使ったフォームの設計方法やブログの作り方はお教えしたり、資料をご提供することは可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
何か「あ、コレみんなでやってみたらおもしろそう」とアイディアのタネが浮かんだら、迷わずやりたいように実行していくべきだな、と再認識しました。思いと手間と巻き込んだ人の数に比例して、楽しさは増します。
COMPLEXの名曲『RAMBLING MAN』の歌詞にもありますよね。
走りださなきゃ はじまらない
そんなペースじゃ 意味がない
You just a rambling man
やりたいようにやれよ
■馬鹿の最高本企画の制作を進める中で、夜中の睡眠時間を削りながら何度も聴いていたのは、フラワー・カンパニーズの『馬鹿の最高』。
単純に勢いがアガる、ユンケルみたいな楽曲だなと思って、特にライブ音源を何度も耳元でリピートさせていました。
仕事じゃない遊びですから、とにかく馬鹿になって突き動くテンションを自分で作っていく中で、「俺、本当に、馬鹿の最高」ってフレーズは無尽蔵に元気を湧かせてくれたんですよね。
「馬鹿でええやん、最高やん」と。
OJM総選挙企画を再度やっても、自分の快感は目減りするだけだと思っていますが、音楽そのものから得られる快感やトキメキは、恋に似ている、毎回が「馬鹿の最高」なファースト・ラブ感覚です。
新しいOJMに恋をすることもあるでしょうし、ずっと見てきたOJMに何度も恋をすることもあるでしょう。
そんな期待がずっと目減りしなければいいな、と抱いたのは希望という名の光。
56名の候補者ならびにすべてのOJMに感謝を。
長文でサーセン。
自己満足したよ。
2012年6月20日