おはようございます
オッサンおばちゃんでございます
せん妄って知ってる?
時間を少し戻します
4回目の手術
転移肝臓癌手術後3週間経って
退院当日のことです
退院する日には
4人部屋に入ってました
私は午後から退院する予定に
なっていましたので
ゆっくり荷物をまとめて
時間を過ごしていました
するとお隣のベッドの方が
「あら〜今日は何曜日?
凄く大きな音で讃美歌が
聞こえるわ〜」
えっ![??](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/096.png)
![??](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/096.png)
何も聞こえませんけど
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
お隣のベッドの方は
60代後半ぐらいの女性の方で
一昨日入院してこられて
昨日手術を受けておられました
一昨日お話しちょっとした時に
腸に穴が空いてとおっしゃってました
(何のご病気かは わかりません)
その方の声に
聞こえなかったふりをしていたら
お隣の方が私とその方の間を
しきっているカーテンを
トントンと叩かれて
「ねぇねぇ ちょっと来て」
と言われます
えっ私でしょうか![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
しぶしぶお隣の方のベッドのそばまで
行ってみました
しっかりした普通のお顔です
「ほら見て
沢山子供達が並んでるでしょう
あら草原にワンちゃん走ってる
ほら ワンちゃん捕まえたおじいさんがこっちをじっとみてるわ
ねっ!見えるでしょう」
天井を見てそう話されます
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
何も見えない
何も聞こえない
・・・
けれど
そう答えてはいけないんじゃなかろうか
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)
「あ~おじいさんこっち
みてますかね〜」
そう答えると同時に
私は後付去りして
部屋を出て
走っちゃいけない廊下を
音がしないように猛ダッシュで
ナースステーションへ一直線
(こんな時自分のお腹の傷のことなんて
忘れてしまってます)
「看護婦さーーん
私の隣のベッドの◯◯さんが
見えないものが見えて
聞こえないものを聞こえる
と おっしゃってます」
![ゲッソリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/041.png)
すると一人の看護婦さんが
平然と何食わぬ顔をして
スタスタと◯◯さんのベッドの
横に行かれました
私は自分のベッドに戻って
耳がダンボ状態
「◯◯さんどうされました?」
「今日は讃美歌がうるさいわ
それに子供達が沢山あつまってる」
「◯◯さん聞こえませんよ讃美歌
それに子供達も何もみえません」
看護婦さんはそう言うと
さっさとナースステーションへ
戻って行かれました
「あの人 きっと私の事 気が変だと
思ってるわ 見えてるのに」
・・・
人間の意識は
時に
不思議だ
お隣のベッドの方が
霊界と繋がっておられたのか
はたまた
術後におきる
せん妄だったのかは
未だに謎だ
続く
最後までお読み下さってありがとうございます
どうぞ今日1日スマイルで![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/084.png)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/084.png)