ジュニアチャンピオンリーグ優勝
2022年9月4日後楽園ホールで開催されたJCLジュニアチャンピオンズリーグ。この大会にリックジムからはココロとレンダが参戦してココロは全国2位、レンダは全国優勝という結果を残しました。
まずはこの大会の説明。プロのボクシングジムに通ってプロボクサーを目指している少年少女達が聖地である後楽園ホールでの決勝戦の舞台を目指して頑張る大会です。日本中のプロボクシングジムが参加しています。
ボクシングの試合を通してボクサー同士夢や気持ちを共有出来て、自分が全国のライバル達に恥ずかしくない練習が出来ているかどうかが確認出来る場所として子供達の憧れの大会です。
ジム入門当時のココロ選手
レンダは6歳の時にボクシングを始めました。ちょうどリックジムができた年。まだリックジムは「プロ」のジムになってませんでした。初めの頃は週に2回の練習。でもすぐにボクシングにハマってしまって毎日練習に来るようになりました。
6歳レンダミット打ち
リックジムがプロボクシング協会に加盟してプロのジムになった時、やっと憧れのこの大会に出られるようになりました。中学1年生で初挑戦。その時は東日本代表予選で敗退。
それからも毎日毎日練習を続けます。待ちに待った中学2年の大会はコロナで中止、そして翌年も中止、、、でも練習は続けます。リックジム会長のリック吉村のモットーは "Never give up" と"Hard work pays off" もちろんレンダ選手もあきらめずに努力を続けます。
そして高校生になった今年、ついに大会が開催されました。待ちに待ったチャンスです。憧れのボクサーに少しでも近づけているのか確かめたい一心でさらに練習に気合が入ります。
東日本代表予選をTKOで勝ち上がり、後楽園ホールの全国決勝の舞台が決まりました。相手は西日本の田中選手。試合はかなりハードな展開となりました。一ラウンド開始早々の相手のパンチがとんでもなく強い!レンダいわく「今までで一番強く、怖いパンチだった」
写真ボクシングモバイル様
そして痛烈なボディからのストレート、さらにストレート追撃でダウンを取られます。まだ一ラウンド。明らかに効いています。しかしレンダ選手耐えました。効いている様子をなるべく隠して基本通りジャブ、ジャブ、ジャブでアウトボクシングします。
2ラウンドも田中選手の攻撃は強く速いです。レンダ選手も少しずつ調子に乗ってきて本来のアウトボクシングが出てきます。3ラウンドも紙一重の攻防は続きますがレンダ選手も上下の打ち分けやフェイントも使いいつも通りのボクシングが出てき始めました。そしてタイミングでコンビネーション。相手の顔をとらえました。ダウン!
写真:ボクシングモバイル様
これでお互いダウン一回ずつ。全く勝敗の行方が読めなくなってきました。レンダはこう言っています。「後半バテそうになったけどリック会長やテラ、ケンスケというプロボクサーと一緒に走り込みをしたのがよかった」
ケンスケを追いかけて!
ランニングの後でテラとリック会長と
プロと一緒に練習して体力も根性もついたレンダ選手。お互いにダウン一回ずつの苦しい苦しい最終ラウンドも頑張ってジャブを打ちます!動き続けます。そしてゴング。結果は、、
写真:ボクシングモバイル様
レンダ選手判定勝ち!頑張りました。根性見せました。負けても負けても頑張って練習を続けてきたレンダ選手。スパーリング大会も二連敗からスタートしたボクシング。たくさん負けてたくさん泣いて頑張って頑張って練習を続けてきました。そんなレンダがリックジムに初めてベルトを獲ってきました。しかも後楽園ホールのリングで。
このリングはまさに聖地なのです。何百何千のプロボクサーの血と汗と涙が染み込んだリングなのです。私も戦いました。リック会長も戦いました。リック会長は日本チャンピオンとして試合のほとんどをこのリングで戦い、チャンピオンとしても2度負けてその都度このリングで復活してきました。
レンダは赤ちゃんの時にリック会長と出会いました。本人は覚えてないでしょうけど(笑)そして今、なんと選手とトレーナーとして後楽園ホールのリングにいるのです。ベルトをかけて戦うために
赤ちゃんレンダとリック会長
これからもレンダ選手はプロを目指して毎日、毎日練習を続けていくでしょう、リック会長と一緒に。プロのベルトをかけてまたこの後楽園のリングで戦うその日まで。皆さま応援よろしくお願いします。