革の荒裁ちが済みましたが、まだ少し材料が足りません。
裏地用の布と芯材です。
1.裏地布準備
裏地の布は綿布を使用することにします。
手に入りやすいというのがキモ。軽さも必要なので。
高級だったり、レザークラフト専用だったりする布だと再現性が下がりますからね。
前胴+底+後ろ胴を合わせた縦の長さと、横幅の布を用意しました。
今回の場合、
前胴縦265mm+底縦370mm+後ろ胴縦265mm=900mm
横幅は、620mm
です。
縦90cm×横62cmの1枚布を準備するのは比較的容易ですが、同じサイズの1枚革を用意するというのは意外と困難。
全く可能性ゼロではないですが、そのサイズで無傷で同質な革を探すのが大変ですし、結構高級です。
なので、3パーツに分けています。
さらに持ち手のパーツも取るとなると、半裁or半々裁を購入し、傷のない箇所だけを厳選して作ることになるので、高コスト間違いなし。
売値にかなり響くことになりますね。
2.芯材貼り
今回用いる革は、1.2mm近辺で柔らかいクロム革です。
薄めですが、クロム革は丈夫なので、薄めの芯材を足すことでさらに丈夫さが増えます。
また、表面の柔らかさを保ったまま張りを与えてくれますので、芯材のないものに比べ長期間型崩れしにくくなります。
A3サイズですから、それなりに大きなものが必要です。
続いて、芯材を本裁ちする前の革に貼ります。
この方が縫い代を残した貼り方が容易なためです。
のり付きスライサーを必要な大きさに切っているところ
A3サイズのカバンでしたら、大量に芯材を使いますので、下のリンクからどうぞ
3.本裁ち
芯材を貼った革に縫い代分の線を引き、その上に型紙を乗せます。
若干ずれは生じますが、型紙通りの大きさは確保されます。
縫い代には芯材が貼られていない状態で、本裁ちが完了するというわけです。
茶系の革はこの通り。
シボ革の方は、厚みが0.8mm、
スムース革は、厚みが1.2mm。
0.4mmの差があるので、薄いシボ革は、型紙通りの大きさの芯材(0.3mm)を貼り、1.1mmまで増加させます。
さらに、縫い代以外のところへ芯材をもう1枚貼ります。
これで厚みが0.1mmの差で納まりました。
白系の革はこの通り。
こちらは、前胴と底と後ろ胴の厚みが同じなので、厚み調整は不要です。
縫い代以外のところに芯材を貼りました。
今回はここまでです。
今回も読んでいただきありがとうございました。
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