先日、仙台からの帰り48号線関山を走行中
携帯がリンリンリンとなったので徐行して幅寄せ
・・・・・・・・。
綺麗に前輪後輪がサクッと側溝の嵌ってしまった。
電話は電話でイタズラ電話かマチガイ電話だし。
「動けない」
仕方がないのでJAFにお願い。来るまで車で待機
斜めに傾いた車と運転席の僕を対向車は「あーぁ」
って感じで見過ごして走り去る・・・。きっと高橋なら・・
僕が高橋レーシングチームだったなら・・・こんな溝・・。
もしくはJAKだったらなら。。。JAFなんか呼ばずに
得意の空手でエーイヤーなのに・・・。そして、もしも
ピアノが弾けたなら心のすべてを歌にするのに!!!
「好きで斜めってるんじゃないんだよ~ワオ」
そんな事を待ちながら無表情で考えてたら。運転席を
ノックする音。「ビクっ」となって窓を見ると若い女性が。
「大丈夫ですか?」
窓を開け「今さっきJAF呼んだんですけど。。。お恥ずかしい。。」
「もし良かったら持ち上げて見ませんか?」
前方を見ると巨漢な男が二人こちらに寄ってくる。。
その後ろに女性の母親らしきおば様が佇んでいる。
・・・・この二人なら・・・僕も交えて三人なら・・・持ち上がるかもしれない。
「ホントですか?ありがとうございます!」
僕は元気に返事した。外は雨、まだ朝方で気温も低い
だけどお言葉に甘える事にした甘え上手な僕なのだ。
いざ、助手席側の嵌った車体に三人で並んでみる。。
すると一番巨漢の男性が雨に濡れた草で足を滑らせて山の傾斜に手を付いた。
僕はその間どこに手を入れれば持ちやすいのか、腰に気を入れて
ぎっくりだけは防ごうとかこれで持ち上がったらきっとハイタッチしようとか
考えながらゲートが開くのを今か今かと待ちわびる馬の様になっていた
なかなかスタートのピストルが鳴らない・・・・
ふと横を見ると巨漢がじっと泥の付いた手の平をみつめている。。
そして一言。。。。「え~~~~。」そのまま自分の車に戻って行った・・・。
酷く彼の中で手に泥が付いた事はショックだったらしい。
今から側溝から車を持ち上げようとしてる彼がだ。。。
おそらく「あんた身体大きいんだから行って持ち上げてきなさいよ」
とでも言われたのだろう。家族のムチャブリだったのだろう。。
思い返せばこちらに向かってくる段階でテンション高くなかったし。。
お願いしてる立場場「どんだけ繊細な心やねーん」とつっこむ事も出来ず
ポツンと雨のなか取り残される僕・・・体温がドンドン下がる・・・・。
「JAF呼んだんなら大丈夫だね~がんばってね~」
おばさんの声だけが僕の冷えた心にコダマしていた・・・。
ってか、もう一人の巨漢はいつ車に戻ったんだよ!