大阪工業大学文化会マンドリン部のブログ

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こんにちは!私たちはマンドリンという楽器を使ってオーケストラをやっています。

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それでは後編に参ります、こちらは様々な方向からアプローチをかけて行きます、それではどうぞ!


Q.工大のチーフコンダクター、河合一樹についてどう思いますか?

加賀城さん
しっ かりまとめていて、リーダーシップ取ってうまくまとめてるよね。ただ悪い仲間に囲まれてちゃできないよね。いい仲間に恵まれてるよね。恵まれてなきゃでき ないよね。だって指揮者って孤立しちゃうもん。そういう時はうまくいかないもん。指揮者と奏者でやりたいことが合わないとまとまらないし。それがまとまっ ていくっていうのはいい仲間に恵まれてるんだろうね。まぁその恵まれるっていうのも自分の持ってるものなんだろうね。自分のキャラクター含め、自分の持っ てるものがいい人にはいい人が集まってくるんよね。

だからいい人にならなくちゃいけないよね。そのために努力しなきゃいけない。誰かの為に 頑張れる人には人がついてくるじゃん。これは音楽につながってきて、いい人にならないと音楽できないんじゃないかって思うのよ。下手でもニコニコしてるい い人が頑張って弾いてたら、「いいなぁ、暖かいなぁ」って感じるよね。だからね、音楽ってのはいい性格じゃないといい音楽が出てこないんじゃないかなって 思うの。性格って音に出ちゃうからね。コンクールなんかで外国の人が上位取ったりするけど、とっても陽気なんですよ。初対面なのにとってもフレンドリー で。お客さんは初対面なんだから、この陽気さがあっていい音楽ができるんだなって思った。下むいてる人はやっぱり自分の世界から出てこないのよ。だから性 格って音楽では大事だと思うよ。指揮者はとくにそうだよね。マンドリンだけじゃなくてクラシックの指揮者もとっても陽気なんだよね。それだからこんな指揮 ができるんだなぁって。指揮の技術だけじゃなくて奏者にもお客さんにも心を伝えることの旨さがあるよね。

 

 

Q.好きな作曲さんは

加賀城さん
前 の質問に繋がるけど熊谷健一さんとか藤掛廣幸さんとか。藤掛さんもすごい明るいの。藤掛さんと初対面のときに、楽屋に突然来て、インターネットもない時代 だから顔知らなくて、誰かが来たと思ったら、藤掛さんで。やっぱり性格が明るいんだよね。熊谷先生もそうだったんよ。お会いした時に「曲送って、どんなん か聞いてあげるよ」ってすごいアドバイスしてくれるの。藤掛さんもそうなんよ、惜しまずに教えてくれる。

少なからず名前を成してる人ってやっぱりすごいわ。

当然私と同級生の吉水さんも小林さんもすごいよ。立場上先生だから学生の前では見せないけど。やっぱりおおらかだよね。

 

 

Q.どうしてマンドリンを始めたのですか?

加賀城さん
自 分は高校時代はフォークソングをやってたんよ。歌詞がついた音楽やってたの。そこで作曲担当をしてて、書かれた歌詞に曲を乗せるの。で、ゆずみたいに路上 でギターひくみたいな。で大学入っても続けようと思ってたんだけどなぜかクラブにマンドリン部の人がきて、「クラブ決めたか?」て聞くの。「フォーク部に 入ろうと思います。」て答えたの。すると「ジャンルが狭いなぁ、マンドリンはな、クラシックができるんだ。そしてポピュラーも当然できる。英語音楽もでき るしラテン音楽みたいなノリノリな曲もできるっていうの。当然フォークみたいな曲も得意なんだ」て。確かに編曲してやってるだけなんだけど。それでマンド リンやってみるかと思ったんだけど。ちょっとマンドリンやってみようかな、て。でも普通にやってもダメだから、マンドリンを入れたフォークって面白いなっ て思って。ギターの
2本より間奏に弾けるマンドリン一本入れたほうが面白いかなって。で、マンドリン部内でもグループを組んでたの。最初は歌うたってたの。で、ドラとか借りて活動してたら半年もすると先輩が「そういう音楽じゃないだろ、ちゃんと練習しろよ」ていうの。あれ、て思ったけど3年間違う世界で、やりたいことではなかったけど、やりだしたら面白いの。歌はないけれどインストゥルメンタルの世界も面白いの。そこでハマって、いっときは3年間やって。この学生時代から、歌詞のついてない曲を作り始めたの。そこで難しさを覚え るの。歌詞ついてると悲しいって歌えば悲しいって伝わるけど、マンドリンみたいなインストの曲は歌詞を使えないわけじゃん。これが、メロディだけで伝え るって歌詞をつける以上にに面白かったんよ。メロディだけで自分の気持ちを伝えるって面白さってあるよね、歌詞がついてる曲ってちょっとずるい、歌詞で喜 怒哀楽を伝えちゃうから、マンドリン音楽は歌詞が無い分ハマっちゃったんよね。そんな感じで曲を学生時代からつくりってたんよね。

 

 

Q.マンドリン音楽以外はどんなの聞きますか

加賀城さん
昔 はたくさんクラシックを聞いててたの。それはマンドリンがクラシックだと思ってて、クラシックを聴けばマンドリンに答えが出せるかなと思ってたの。それで クラシックを聴き漁ったわけだけど、好きだったかって言われれば、結局聞くのはミーハーなクラシックだったの。で、クラシックはたくさんあるけど、知らな い作曲者を聞いて行ったの。けどやっぱりメジャーな曲がいいのよ。やっぱりよくやられる曲が聴きやすいんだなってのがわかって。で、今はジャンルは問わず に聞いてる。車で移動が多いから
FM聞いて、いろんなの聞いてる。邦楽とかも聞いてて、11時からやってる「邦楽のひととき」て番組があるんよ。あれを普通に聞 く、普通に面白いんよ。好き嫌いとかじゃなくてマンドリンとかでも使えるネタがどんどん飛び出してくるんで、これを聞くっていうのじゃなくて、ラジオの音 楽はいろいろあるからそれを聞くようにしている。マンドリンで使えるものは無いかなって思って聞いてるんだけどね。

河合
じゃあ聞こえてきて良ければ、ジャンルとかでもなんでも?

加賀城さん
そうだね、自分から聞くっていうんじゃなくてたまたま流れてきたのを聞いてるね。特別にこれっていうのはないね

まぁラジオから流れてくる曲はそれなりに売れてる曲がよく流れてくるもんね。売れてる曲はいい曲だしね。きゃりーぱみゅぱみゅとかは耳につくもんね。気がついてたら口ずさんでたり。AKBとかもそうだけど。12回聞いたら口ずさんでるもんね。そういうのを拒絶するんじゃなくて受け入れていくしか無いよね。

 

 

 

Q.休日はどんなことをしてますかね?

加賀城さん
そうだねぇ、何だろ、そんな趣味は無いんだけどねぇ。料理?

河合
それは日々の食事だったり?

加賀城さん
まぁ 料理も作りたがるんよね。冒険してみたいとか。レシピを見て作るんじゃなくて、あれとこれの味を混ぜたらこんな味ができんかなって料理するの。ぽっと思い ついたら今日は作りたいなぁって思って料理するね。だいたいは変わった料理考えだすの。で、テレビで聞いて「あぁこのレシピこうしてみたらもっとうまいは ずだ」って作ってみると、失敗もあるけどそういうのは好きだね。

音楽も一緒で材料があって組み合わせて、味付けみたいな。自分は工業大学出身で建築出身 なんだけど、大学卒業したときは普通に設計図面を引っ張ってたの。あれも家を建てるんだけど、モチーフがあって、一つのモチーフから全体像を描いていく の。それは今思えば曲書くのと料理するのもなんかにたような作業だなって思えい出したんだよね。最初に材料を決めるじゃん、音楽で言うとメロディ決めて、 それをどう展開していくかって。これがよく似てるよねって。

他にだから趣味がないの。

河合
じゃあ音楽に携わらない日はないんですか?

加賀城さん
無いよねぇ。それこそ休みの日は料理するしてるくらいだよねぇ。他に何やってるかな、飲んでるくらい?飲みながら調理して、少しずつつまんで。他は無いよねぇ。ドライブは移動くらいだし。好きでやってるわけではないけど長期で走っても苦にはならないけど。

 

 

Q.良ければお酒の好みについて

加賀城さん
まずはビール!まずビールから行きます!

河合
これは大事ですね。銘柄は?

加賀城さん
ビー ルだったらこだわらないね。結構なんでも好きなんだと思う。発泡系が好きなんだろうね。だから炭酸でも大丈夫なんよ。最近尿酸値が高くてお医者さんに 「ビール飲むのやめなさいね」ていわれたときに「あぁ、もうビール飲めない悲しい」て時に炭酸飲んだら結構行けるってなって
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結局あの炭酸ののど越しを求めててアルコールじゃないんだねってわかってきて。発泡系だったら当然シャンパンとかでも発泡してるものだったら。だからビールなんだろうね。次は焼酎だね、宮崎出身だし。まぁでもなんでも飲むよ。

河合
じゃあウィスキーとかワインとかの洋酒とかでも?

加賀城さん
嫌いなもんはないね

河合
焼酎なんかは飲み方いろいろありますけどどんな飲み方が好みですか?

加賀城さん
ロックしか飲まないね。水割りだと味がわかなんないじゃん。ロックで飲むほうがお酒の本当の味がわかるっていうか。まぁそれでもそんなにこだわってはないんよ。この言い方だとすごい飲み助みたいになっちゃうね

河合
飲む量は多いんですか?

加賀城さん
今はあんまり飲まないね。昔はめちゃくちゃ飲んでたけどね

河合
とても強そうに見えますけどね

加賀城さん
今は本当に二人で一升瓶一本開けるくらいで。でも、あんまり強くないのかもしれない最近よく酔っ払いだしたよね。昔は生ビール
10杯をノルマみたいにして飲んでたの。だから飲み放題にしか行かなかった。元とったと感じるラインが10杯だったの。10杯飲むと満足してたね。それで鍛えられて。まぁ無茶だからね、それでやっぱり病院通いだして尿酸値だったりプリン体があって今は無茶で きないけど。お酒は好きだけどお酒の雰囲気も好きなのよ。だから車できてる時にお酒飲まなくても飲み開場には行くよ。自分は炭酸だけで。で、「酔っ払って るの?」て聞かれるの。テンションが一緒だからね。飲んでるのはコーラなのに。あの雰囲気がすきなのよね。で大ボラが吹けるのよ。でも冷静に考えるとそれ が実現してきてきるの。昔やった1961もさ、3人酒のんで3人で演奏会できればすごいよねぇて。飲みの席で。いっちょやってみる、現実的に。ていう風に。そうやって飲み会からコンサートになるって言うのもあるよねぇ



Q.では最後にベタな質問を、加賀城さんにとっての音楽とは

加賀城さん
一番楽し い時だよね。やっぱり一番好きなことなわけじゃん。音楽やってる時が一番楽しくないと、辛いと思った瞬間、もう音楽じゃないというか。いやいや弾いてる演 奏を聞くのもお客さんは辛い。一番すきな瞬間はステージの上で音楽やってる時、当然楽譜書いてる時が一番楽しい時にならなきゃいけないから。一番楽しい時 を求めているのが音楽なんだろうね。




対談にご協力頂いた加賀城さん、本当にありがとうございました。

加賀城浩光さんのプロフィール

1961年8月23日生まれ。福岡県在住。
 マンドリンバンド「ブルーメサ」、マンドリンデュオ「アコースティックボーイズ」の活動を経て、
 現在、楽団「プロムナード」主宰として活動中。
 2002年よりマンドチェロ奏者として本格的に活動を開始。マンドリン音楽の新ジャンル
 を生み出すべく新たな楽器の企画、新曲の作曲に意欲的に取組んでいます。

 2000年第6回日本マンドリン連盟主催
 マンドリン合奏曲作曲コンクール次位入賞「PromenadeⅢ」
 「マンドリンオーケストラの為のプロムナード1」・・・現代ギター社より発売中

ジジ音楽工房より引用:http://www.h4.dion.ne.jp/~jiji-m/

2013年11月30日に行われた我が部の50回記念定期演奏会。
それを記念いたしまして、初演曲のPromenade11の作曲者、加賀城浩光さんと我が部チーフコンダクター、河合一樹で対談を行いました!
Promenadeに関することや、普段の加賀城さんのプライベートな話まで(?)いろんなお話をしていただきました。
今回はパンフレットに掲載されなかった部分も含めたノーカットバージョン!50分に及ぶアツイ対談をお楽しみ下さい!!
非常に長いので前後編に分かれます、前編はPromenadeの話を中心に行きます。
また、加賀城浩光さんのプロフィールは記事の末尾に記載しておりますので、合わせて御覧ください。




Q.まず最初に工大から依頼が来たときはどう思いましたか

加賀城さん工大がここ5年ほど僕の曲をしてくれてたのは、知ってたのでうれしかったよね。何回か僕の曲をやってくれてる大学さんだと、僕の癖だったりとかはわかるから、どんな曲が来るか、その大学さんには予想してもらえるよね。だから工大さんから依頼が来たときはうれしかったんだよね、一緒に音楽をつくっていこうとおもったよね。

 

 

Q.普段作曲はどんな場所で行っていますか?

加賀城さん
作業部屋、というか自宅のそういう部屋ですね。部屋には楽器がギタースタンドに並べられてるんですよ。音符で書くよりも実際に楽器鳴らしてみるんです。メロディを考えてみても、弾いてみるとこのメロディは弾きづらいとかあるからね。でも、当然行き詰るときがあるんです。そういうときには昔から必ず散歩するんです。外の風に当たりながら、鼻歌を歌ってるとぽんと出てきよるんです。そういうところから、
Promenadeがきてるんですね、散歩道ね。これは久保田先生も同じことを言ってましたね。やっぱり歩くと。曲が煮詰まってきて、部屋にずっといて、いろんな想像してるけど、外を歩くと気分も変わるし、次の新しいメロディが出てくるんです。そうやって曲を書いて、部屋にまた戻って。で、作曲って妄想の世界ですからね、作曲は。自分の頭の中で考えて、最高の曲ができて、夜ね。2時とか3時とか。で、一晩寝ると、その曲見たときすごい恥ずかしくて()。この曲何って思うのよ。ラブレターと一緒だね、夜書くと気分が盛り上がってるから、次の日の朝恥ずかしいことがあるじゃない。それが曲でもあるのよね。

旅行中なんかはメロディが浮かぶことはあるけど、本格的なことはしないし、ドライブのときも考えるんだけど大体忘れちゃうのよね。散歩くらいゆったりしてるほうがいいのよ。

 

 

Q.工大の率直な印象派

加賀城さん
体育会系だよね、きびきびとしてるというか。

河合確かに体育会系文化部とはいわれますね

加賀城さん
自分の指導大学でもいろいろ取り入れたんよ。そのとき指導してた大学では共学なんだけど、女の子が多くて、女の子は返事もかわいらしいのよ。けど君たちは、ウワー!とかオスとかやってたのよ。君たちは今言ってない?

.最近はあんまり言ってないですね

加賀城さん
先輩たちはなんか違ったと思うのよ。女の子にそういう風に言わせるわけにはいかないから、「はい」をみんなそろえさせて。逆に工大から教えてもらったことというか、ぜひ自分の指導大学に取り入れようと思ったね。それくらい気持ちいいというか、すがすがしい、さわやかな感じがしてたよ、まぁ体育会系だよ。しかもやった曲が
PromenadeⅢというものすごい体力勝負なんよ。フォルティッシモで最後までこれでもかというくらい弾き続けるんよ、今回も出てきてる動機をずっと弾き続けるってその、すごい力のいる曲をね。その曲があったから余計に感じたのかもね。

河合
40回前後は一番体力がありましたからね

最近は文化部よりになりつつありますからねぇ

 

Q.Promenade11を作曲するに当たって悩んだことはありますか?

加賀城さん
悩まないことはないね、全部の曲で悩むよね。特に依頼された曲は依頼した方が、気に入らないことには、自分の好き勝手に書いて、向こうがよくわからないようではだめじゃない?お互いが満足しないといけないからやっぱり依頼された曲は好き勝手に書くわけじゃないから、奏者、お客さんのことを考えてるね

 

 

Q.Ⅲ楽章の中でどれが気に入ってますか。

加賀城さん
まぁⅢ楽章だろうね、自分らしいのが書けてるというか。
1は自分らしいといえば自分らしいけど。まぁ昔のテイストであって・・・。2は挫折だっけ、挫折でぐっとテンポの遅い、ちょっと他所行きな感じがしたけど、まぁあれはあれで自分のパターンではあるけど。で、3は1番。書き直したくらいだから。

河合
まぁそれきいたときはびっくりしました

加賀城さん
ちょっと現代っぽいかな、入り方が現代っぽいじゃない。そんな感じでずっとやってると、たぶんお客さんは飽きちゃうじゃない?奏者もしんどいし。やっぱりポピュラー的なメロディ、キャッチーなメロディがね。なんだかんだいっても拍子の面白さ、ハーモニーの面白さとかいろいろあるじゃない?ハーモニーがいいとか、リズムが面白いとかあるけど、やっぱりメロディだと思わない?やっぱりメロディのいいのはいいよ。丸本君の作品がそうじゃん?やっぱりいいメロディ流れてくるとぐっとくるじゃん。これは、年とか関係なくいいメロディは子供から大人までやっぱりメロディだと思うね。リズムが面白いって若い人は、リズムが面白いとかコード進行がおもしろいとかあるかもしれないけど、やっぱりメロディだよね、これが
50年後の話になるんだろうけどね。

 

 

QPromenade11に使われた工大生の写真はどのように役に立ちましたか。

加賀城さん
写真もらってありがたいのは、この人がどんな音を出すか、まぁあってないし、音も聞いてないけど、楽器持ってるわけじゃん。あの、中がどんな音を引くかインスピレーションがもらえるのよ。どんなフレーズを引いたらこの人はイメージがあうかな、って作っていくと意外と作りやすいと。だから奏者を知らずしてどんな風に引くか、当然技術もあるていどわかってると、
youtubeなんかで見たりするのよ。どれくらいの技術か知りたいから、工大の演奏や過去の演奏をかなり参考にさせてもらって、そのひとがその構えとするとそのひとがどんな音を出すのか、やっぱり想像しながら書いたと。行き詰った時写真を見るとぽっとでてくるよね。勝手な妄想で勝手な方向に言っちゃうから、やっぱり奏者の写真をみるっていうことは、オーケストラの当日のイメージまでするんよ。本番のイメージ。本番にお客さんが入ってて、そこに皆さんが引いてるときに、どんな音楽が流れてるとお客さんが喜んでくれるか。奏者が、絵を想像しながら、楽譜だけを見とくよりは本番をシュミレーションしてみると言うか、ステージから出る音を考えて、するための写真っていうのは、もらったのがコンサートの写真だったから、まさに並んでる姿が、こんな風に弾くんだな、と考えて。やっぱりどうしてもその写真をみてるとそこから音が出るようなかんじが、当然演奏してるわけだから、何の曲弾いてるからかはわからないけど、音が出てくる感じがするんよ。それを勝手な想像で、こんな音弾いてるんかな、と曲を書いていく上ではおもってしまう。あの写真はやっぱり、奏者を見て曲ができるよね。

河合
まともな写真が演奏中くらいしかなくて

加賀城さん
そうだよね、これがまたふざけた写真ばかりだと曲も変わっちゃうよね。

河合
普段の写真は工大らしいものしかないんで、送ろうか悩んだんですがこれはあかんと思ったんですよね

加賀城さん
やっぱりステージ写真が一番いいね、やっぱりそこから音が出てくるからね。

 

 

Q.今回、過去のPromenadeのように副題がついていないのはどうしてですか?

加賀城さん
副題は最初付けなかったじゃん?おまかせしますと。それでいろいろ考えるわけじゃん?いろんなキーワードからさ。つけてお客さんにイメージをもたせるより、もうお客さんのイメージで。自由な発想で、お客さんに発想してもらおうと。イメージを。僕たちは依頼されてそういうふうに書いてるけど、ひとによってどんな風に聞いてもらっても、それを制限して、勝手な話が、「海をイメージしてます」ていうとお客さんは海をイメージするしかできないけど。何もイメージがなければお客さんが自由な発想で聞いてもらっていいなかっていう。だってあえてもういまさなふさわしいのはなかったし、なんかの物語にはなってるけど、誕生があって挫折して最後未来に向かってっていうストーリーにはなってるけど、それを表す言葉って、中途半端な言葉をつけるとまたそっちのイメージが出てしまうじゃん?逆になくて想像にお任せしますと、
Promenade111,2楽章のテンポ記号しかついてないじゃない。それだけでもいいんじゃないかと思ったんだよね。

河合
組曲でお願いしますとお願いしたので、芳香螺旋であったり、風の大地であったり、そんなふうなタイトルで来るもんだと思ってました

加賀城さん
確かに組曲でやると、やっぱり大きなタイトルを付けたほうがイメージしやすいんで、そうするともうひとつのイメージが必要だったわけなのよ。もっとインパクトの有るキーワードがあれば組曲になったのかもしれないね。

文章からすると組曲にもなるんだけど、もうひとつ自分の中では鳥だったり花だったり一つ一つ言葉をつけるには、Promenade11は気持ちばかりじゃない?誕生は気持ちじゃないけど挫折だったり。心のなかを描いている感じで。心を組曲にするって言うと、例えばよくあるのは青春とか。学生時代の青春時代の思い出があったり。自分の作った中では、学生の1年間、春夏秋冬をイメージするようなそんなんも書いてるには書いてるんだけどね。

聞いてる側のイメージで聞いて欲しいからあえてタイトルを付けなかった。

ただみなさんはこういう気持ちで弾いてるっていうのは曲目紹介などのなかで、誕生挫折でとか、受けてって気持ちでで弾いてるっていうぶんにはね。それはまぁっくほうにどう伝わるかっていうね。

言葉は悩んだんよ押し付けって言われると。何をつけてもこれという言葉が浮かばなくて。津京都はしたんだけど、なかなか付けれなくて。

今まではお客さんがタイトルはつけてくれてたんよ。Promenade10番の風紋は鳥取大学さんがつけたもんね。風紋ってタイトルでもらってたの。鳥取砂丘をイメージしてて風が吹いて砂が舞って風紋、紋ができるんよ。そういう曲にしてもらって、タイトルありき。だいたいタイトルがあるのよ。前半の分は自分でつけてるけどね。何かのイメージでね。

河合
これにしてくださいってのがなくて、こういうストーリーであとは加賀城さんにつけてもらおうってなってまして


いっぱい部員からイメージもらったんですが、まとまらないってなって(

加賀城さん
そうだね、自分でも頭のなかでまとまらったかもしれないね

けどまとまらなかったからタイトル付けなかったんじゃなくて、結局究極は聞いてる方に、聞く人のイメージでっていうのをね。

 

 

Q.3楽章は50年後をイメージされて描かれたということですが、50年後のイメージってありました?

加賀城さん
そうだねぇ、
50年後の音楽がどうなってるかっていうのはイメージがつかなかったね。マンドリン音楽はその中でもいろんな方向性があって、マンドリンってくくりじゃなくてその中でも多岐にわたる音楽があって。例えばイタリアの音楽を極める人もいれば、古賀政男のように親しみやすいメロディを作る人もいるよね。

それで50年後にもいろんな使われ方があっていいんじゃないかなと思うんよ。

曲目紹介書いてると感情移入ができるって言うけどそうだよね。曲を好きになって自分の気持を代弁してくれる、相乗しやすいメロディがいいよね。自分の気持は言葉で訴えられないから、自分の気持を乗せるのはメロディしかないじゃない。これは50年たっても変わらないんじゃないかな。今と昔の人では趣味は違えど、根本的なものは変わらないよね。音楽は表現だから、言葉はないけど音楽を借りて自分の気持ちを伝えるっていうことも音楽だから。そういうのにこの曲がなればいいなって思うね。

 

 

Q.これまで作曲してきた中で最も思い入れのある曲は?

加賀城さん
気に入らない曲は書いてないけど、当然
Promenadeシリーズは1から11まで思い出があるから好きな曲ではあるね。マンドリン始めた頃から、ずっとそれぞれの曲に思い出があって、出会いがあって。自分の歴史であるわけやね。それを考えるとPromenadeってのは一貫してるのはあるわね。あと自分の中ではっちゃけたのはBLACK OUTとかね。違う路線に入ったのよ。というのも作曲者は楽譜を書くだけじゃなくなってくると思ったのよ。これからは演出まで書く。その楽譜の中に「こういうことをしてほしい」。音だけじゃなくて、BLACK OUTがそうで、“ここでライトを消す”“ここで楽器をあげる”演出がかなりあるのよ。そういう演出まで作曲者が書くのも音楽っていうのもいいかなって思う。

先日行った演劇的な演奏会もそうなんだけど、スコアの中に演出まですべて書いた、衣装だったり照明だったり。演出や脚本全て書いた、それを曲を作る時にすべてできれば面白いことができるんじゃないか。それを今度の演奏会で挑戦してみようと。演奏会で2部企画ステージでそういうことをやることはよくあるよね。それを演奏会全体で、ストーリー一本で自分の曲を並べて、足りない曲を作曲しながら、演出も含めて物語にすれば、マンドリンを知らないような人が、マンドリン音楽だけじゃなくて演出も含めて楽しんでもらえればマンドリン音楽のプラスのイメージ持ってもらえるよね。こんな面白いこともこの音楽は出来るんだなって思ってもらえるじゃない。マンドリンはクラシックスタイルで演奏されることが多いけど、吹奏楽は飛び跳ねたり演出したり、聞きに行って楽しいんよ。そういうことをマンドリンでも取り入れても面白いんじゃないかな、て。決して新しいことじゃなくて、マンドリンにもいろいろ取り入れてってことだよね。


 

加賀城浩光さんのプロフィール

1961年8月23日生まれ。福岡県在住。
 マンドリンバンド「ブルーメサ」、マンドリンデュオ「アコースティックボーイズ」の活動を経て、
 現在、楽団「プロムナード」主宰として活動中。
 2002年よりマンドチェロ奏者として本格的に活動を開始。マンドリン音楽の新ジャンル
 を生み出すべく新たな楽器の企画、新曲の作曲に意欲的に取組んでいます。

 2000年第6回日本マンドリン連盟主催
 マンドリン合奏曲作曲コンクール次位入賞「PromenadeⅢ」
 「マンドリンオーケストラの為のプロムナード1」・・・現代ギター社より発売中

ジジ音楽工房より引用:http://www.h4.dion.ne.jp/~jiji-m/