初めての 野宿 日高の海岸(2) 日吉丸? | トドワラのブログ

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胸が圧迫されて苦しいので、長瀬の寝袋から這い出

すが 非常に寒い。とても此の侭では眠れない。仕

方なく下に幾重にも敷いて有った、むしろを2~3

枚 体に掛けて寝る。結構湿って居るのが悲しかっ

た。でも、こんなむしろでも結構暖かい。日高の海

を金色に輝かせて居る 月の光が小屋の中まで入っ

て来て顔に当たる。場所こそ 矢作川の橋の上では

無いけれど、むしろに包まり、月を仰いで寝て居る

のは 日吉丸に似て居ると思った。私も今に出世す

るかも知れない。眠るのには うるさ過ぎる波の音

も忘れ 寝付いたのが1時頃であろう。再び目が覚

めると小川が居ない。寝袋が空である(@ ̄Д ̄@;)

“あいつ 柄にも無く 風流なんだなぁおんぷ 

月夜の日高海岸を 散歩して居るのかな?”♪

と思って小屋の外に出て見る。すると びっくり!

直ぐ傍で小川が しゃがんでピーピー遣って居て

私に気づくと ひどく驚いて居た。3時過ぎると

皆起きてしまい、火を燃やそうとしたが 辺りの

物が皆 湿って居てなかなか燃えない。やっと燃

え出した頃、東の空が白み始めた♪

人通りが多く成ると面倒なので、急いで即席ラーメン

を作り、小川が食べたく無いと言うので、長瀬と二

人で三つ食べる♪

幌満峡に向かって歩き出して間も無く 海は昆布

獲りの小舟で埋め尽くされ 大変な 賑やかさで

有る。この地方の名産 日高昆布が 一家総出で

砂浜一杯に干されて行く♪


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