第1628回経営者モーニングセミナー
テーマ『障がいのある人もない人も心豊かに暮らせる大分県づくり条例について』
講師 大分県議会議員 『守 永 信 幸 様』
プロフィール 大分市倫理法人会 顧問
出身地:大分県大分市、生まれ
略歴 :1981年 大分上野丘高校卒業
1986年 国立東京農工大学卒業
1986年 大分県庁に奉職 2010年9月大分県庁退職
2011年 大分県議会議員 初当選
2015年 大分県議会議員 二期目当選
常任委員会 総務企画委員 1年担当
特別委員会 行財政改革・グローバル戦略担当
(講演概要)
はじめに、条例を作ろうとする皆さんで「誰もが安心して暮らせる大分県づくり条例をつくる会」を結成し、2011年6月に設立総会を行いました。その時に、千葉県条例の策定に大きく関わってきた野沢和弘氏うを講師に、千葉県条例の成立までの議論や経緯について話を伺いました。大分県では条例を作る会の皆さんが、県下の障がいのある方々やそのご家族から、困ったことや不安、嫌の思いをしたことなどを聞き取り、まとめていく作業を行いました。アンケート調査をした事例は1200を超えました。アンケート調査を踏まえて、条例素案を創り、素案を添えて県議会に請願が提出されました。
ところで、障がい者差別とは何でしょうか?障がいの捉え方には、大きく2通りの捉え方があります。その一つが医学的モデルで、例えば目が見えない、耳が聞こえない、手や足が切断されているなど、医学的に見て身体や精神の機能が低下していたり、失われている場合です。もう一つの捉え方が、社会的モデルであり「障がい」をその方のおかれた環境・状況で捉える場合です。例えば安静に居られる環境でない、とか適切な伝達手段が無く、常に取り残されている等です。
・・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『障がいのある人もない人も心豊かに暮らせる大分県づくり条例』の特徴として当事者や家族から聞き取った中で、「願わくは我が子よりも1日でも長く生きていたい」という声や、障がいを持つが故に女性として認めて貰えない。人並みに結婚や出産という夢を実現させることができないという現実。家族しか当事者を支えられる物がいない社会の問題点を指摘し、「障がい者」が生き生きと暮らしていくうえで必要な支援を遠慮なく受けることができる大分県としていく理念が語られているだけでなく、大分県づくりを行う決意を込めた条例です。
県の責務として、「障がいのある人に対する理解を深め、障がいを理由とする差別の解消を図るための施策を策定し実施する。県は障がいのある人の性、恋愛、結婚、子育て、親亡き後の生活の維持や防災対策に関する課題その他の障がいのある人の人生の各段階において生じる日常生活及び社会生活上の課題の解消に努める」とライフステージ全般にわたり、障がいを排除することを記述しております。私もこの条例でうたっている「障がいのある人が心豊かに暮らせる大分県。」ますます増加していく高齢者、障がいのある人等、誰にでも優しい社会の実現に向けて、ますます邁進してまいりたいと考えております。