シャムスカ監インタビュー「サッカーに"マジック"は存在しない」
―あなたは対戦相手を非常によく研究し、試合に挑むことで知られています。通常、試合にはどのような準備をして臨んでいるのでしょうか?
「まず、最初にヤナギダ(柳田伸明サテライトコーチ)が、対戦相手の全てのビデオテープを試合中の様々な場面ごとに分類する。すなわち、CKや FK、守備的なブロック、攻撃的なブロック、左右それぞれのサイドなどに全てのビデオを分ける。それをマルセロ(ヘッドコーチ)が画像を選んで僕のところへ届けてくれるというわけ。僕は僕で、必要だと思う映像を選び出し、それから選手に伝えるんだ。試合の前日には選手たちが相手の戦術や細かい地域の動きなどを見て、分析できるようにしている。そして、試合の当日にもある種の映像を選手たちに手渡すんだ」
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特別インタビュー 大分を変貌させた男 シャムスカ監督
「振り返ってみると、僕のキャリアでは、常に大きなデザフィオが僕を成長させてくれたんだ。本当に僕のキャリアはそうなんだよ。デザフィオこそが僕に成長をもたらしてくれると信じている。だから、降格の危機に面した大分を率いることはまさに、自分自身に新しいデザフィオを与えてくれる機会だと思ったし、日本のサッカー界に僕の仕事ぶりを見せることができると思ったよ」
―あなたが就任した当時、チームはリーグ、カップ戦ともに長い間勝ちから遠ざかっている状態で、リーグ戦の順位も降格圏の17位でした。大分の選手について、率直にどう感じましたか?
「チームが抱える選手の数自体は少ないが、質の高い選手がいると思った。さらに若い選手には潜在能力の高さを感じ取ることもできた。それゆえ、『このチームはまだまだ伸びしろが残されている』と実感したから、いかに日々の練習で選手、そしてチーム全体を成長させるかについて考えたんだ」
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J1第25節 TOPICS
三木は避けたわけではない
大分の最大のピンチは71分の直接FK。壁に入っていた三木が避け、ササの強烈なシュートが大分ゴールを襲ったがGKの西川がファインセーブ。「壁の横にジャーンがいてボールが見えなかったが、蹴る瞬間に三木さんがコースを空けてくれた」(西川)。三木は怖がって避けたわけではない。空けたのだ。
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今、Jで一番気になる男 シャムスカ大分新監督に聞く
シャムスカ監督。名前も気になれば、その風貌も気になる。短髪黒髪美形。やけに似合う黒いスタッフユニフォーム。苦しむ大分に突然現れ、チームを瞬く間に変えた。しかしその素顔はまだ謎に包まれている。そんな、今Jリーグで一番気になる男、シャムスカ監督に話を聞いた。
─名古屋に勝利した後、選手に何を伝えましたか?
「よくやった、しかしこれで満足するな、ということです。試合は終わったのだから、即FC東京戦のことを考えろと言いました。いつまでも浮かれてはいられません。大切なのは勝つためにしっかり準備することですから」
─大分のサポーターについて
「勝てない時にも一所懸命に応援してくれることにとても感謝しています。これからサポーターの皆さんに喜んでもらえるようお返しをしたい。それには勝利しかありません」
●FC東京との接触も?
●コーチの弟もソックリ
●練習内容はシンプル……etc.
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