【 関節包の肥厚 】 | 大分中央カイロプラクティックセンターのブログ

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前回ブログで少しだけ触れた 「 原因不明の足部痛で落ち込んでいた子 」

3月の初来院時、痛みが発症してすでに1ヶ月以上が経過。
その間は整形外科でリハビリの治療を受けていたそうです。

「 診断名は何て言われたの? 」 と確認すると

「 リスフラン関節です 」

「 ・・・? リスフラン関節がどうなってるって? 」

「 いや、リスフラン関節としか言われてません 」

「 ??? リスフラン関節ってのは場所の名前だよね。そこがどうなってるか言われてないの? 」

「 はい 」

・・・( ̄_ ̄;)ナンダソリャ?

「 じゃあ治療はどんなことをしてもらってたの? 」

「 リハビリでタオルをこうやって巻く…(タオルギャザー) 」

「 うん、他には? 」

「 アーチを作るようにテーピングをいろいろ試してました… 」

「 他は? 」

「 特に何も… 」

それだけで1ヶ月経過、痛みは増すばかり!!!

高校生アスリートには時間がないってことを理解しているのでしょうか?
選手の落ち込みが伝わってくるほどに怒りがこみ上げて来ました。

対応の初歩

聴く
診る
触れる
自動的に動かしてもらう
他動的に動かしてみる

入口でやるべきチェックはいろいろあります。

今回は左の第1中足骨と内側楔状骨の関節部分
明らかな肥厚と可動制限が見られました。

イメージ 2
(下の写真は中足指節間関節ですが、関節包が分かりやすかったので…)

関節包の肥厚
組織の拘縮
    ←動き
炎症
痛み

ざっくり言うとこんな感じでしょうか。

ならば、関節の肥厚、組織の拘縮にアプローチしつつ動きを取り戻せばいいのでは?

ってことで、グラストンテクニックの出番です!

イメージ 1

もちろん関連部位全体をリリースしますが、
特定部位にはGT6でガリガリガリっとな♪

おそらくかなり痛かったはず。
しかし彼女はグッとこらえて耐えました。

正直言って少し時間がかかりそうだと思っていましたが、
さすが、若い子の治癒力は素晴らしい!!

徐々に回復し、結果的には1ヵ月かからずに問題部位の痛み、可動制限は治まりました。

ところが、約2ヶ月続いていてた痛みに対する疼痛回避行動の故か、
動き出すと別の場所に痛みや違和感がチラホラ。

この段階からは練習を徐々に上げながら、
チューニングのためのケアを同時にすすめます。

そして先月末に実戦復帰!

昨日の試合も合わせて、練習不足による心肺のほうが気になっただけで、
身体の方は特に問題なく走れたそうです。

観た感じもしっかりと走れているようでした(´∀`人)よかった♪

アスリート全般に言えますが、
特に中高大学生アスリートには時間がない!!
しょせん中学生?たかだか高校生?

冗談じゃない!

大切な部分を理解せず不安を煽るだけ…。
選手に関わる者としてどうなんでしょうね。

我々はそこんとこをよ~~く考えなければいけません!!

(※関節痛は、骨折、脱臼、痛風・偽痛風、ウイルス性疾患、
変形性関節症、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、
などなどが原因の場合もありますので、鑑別が重要です)

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グラストンテクニックは、医療系国家資格者、WHO基準カイロプラクター
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