男子児童に平手打ちなど

02月14日　ＮＨＫ

先月、宇和島市の小学校で男性教諭が３年生の男子児童に平手打ちなどの体罰を加えていたことがわかりました。

宇和島市立番城小学校によりますと、先月３０日、この学校で理科などを教える男性教諭が、３年生の授業中に男子児童がノートをとっていなかったことに腹を立て、児童の顔を数回、平手打ちしたということです。

さらに、男性教諭は、児童が座っていたいすを蹴って転倒させ、転んだ児童の足を蹴った上に、平手打ちを加えたということです。男子児童にけがはなく、体罰を受けたあともふだん通り登校しているということです。

今月２日に別の児童が担任の教諭に報告したことで体罰が発覚し、男性教諭は教頭とともに児童の自宅を訪れて謝罪しました。

男性教諭はこれまでも、別の児童に体罰をふるったことがあり、学校から指導を受けていました。

学校は、現在、男性教諭を授業の担当から外しているということです。

これについて、番城小学校の片山修児校長は、ＮＨＫのインタビューに答え、「体罰を受けた児童には、本当に申し訳ない。

今後は、児童の心のケアに努めるとともに、安心して学習できる環境を作り、２度とこのようなことが起きないよう、教職員に指導したい」と述べました。

宇和島市の小学校で児童に体罰