正論は正しくない!?

こんにちは、川口佳子です。

子育てには、正論でないのも必要なんですか?」

個別相談では、時々そのように驚かれることがあります。

みなさん、相談を受けられるくらいですから、現状をより良いものにしたいと…

正論を求め、がんばっていらっしゃる証しのような、この発言です。

正論は正しくない!?

このことは子育てに限らず、実はあらゆる全般に言えることです。

P=p-i

こんな公式があります。

P(大文字)は、パフォーマンス。表に現れる最終的な結果です。

p(小文字)は、ポテンシャル。私たちみんなが持っている、潜在的な能力です。

iは、interference=障害。自分自身を妨げる力です。

この公式は、つまり、自分で自分を妨げる障害によって、潜在的な力が出せない結果が生じてしまう、ということを表わしています。

これは、たとえば次のようなことです。

ソチで冬期オリンピックが開催されたばかりですが、スキーをする時、私たちは滑りながら、きっとこのように自分自身に声をかけます。

・体重を前にかけて!

・スキーの内側のエッジを感じて!

・肩を前方に保って!

・力を抜いて!

・心配しないで!

・硬くならないで!


さて。

これらのことは、すべて正論ですね。

それまでの練習の中で、指導者に言われ、自分に課してきたことです。

でも現実には、この正論が「障害」となり、私たちの潜在的な可能性を体の中に閉じ込めるのです。

先ほどご紹介した公式とともに、これはティモシー・ガルウェイの「インナー・ゲーム」という理論です。

私が今日、この理論をお伝えする理由は、私自身がこの
P=p-iを実感する経験をしているからです。

得意だった歌(声楽)が、童謡すら歌えなくなり、その状態が20年間続きました。

20年間、東京で正しい指導を受け続けていたのですが、自分が子供の頃、どんなふうに歌っていたのかさえ思い出せず…

鼻歌も、歌えなくなってしまったのです。

普通、ありえませんよね?

そこそこの失敗や不調で、私は何かを諦める気なんてさらさらありませんが、もう20年。

正直、学校の仕事も、私が専門としていた音楽も、もう辞めるしかないと思ったこともありました。

それが、1年前、別の指導者のもとで、一瞬で回復したのです!

キツネにつままれたような心地でした。

そして先月、この「インナー・ゲーム」についての本に出逢って…

能力を生かす/殺すしくみを、自分の体験とともに、心から強烈に納得したのでした。

あなたがお子さんに良かれと思って伝えている正論が、もしも、お子さんの成長の邪魔をしているとしたら?

こんなこと、絶対に避けたいことですよね。

では、潜在する力を発揮するために「やってはいけないこと」「やるべきこと」は、何なのでしょう?

私が陥った経験とともに、週末のメルマガでお伝えしたいと思います。

3月9日朝に配信予定です。

ぜひ、読んでみてくださいね。

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