前回につづき、塾についてご一緒に考えてみましょう。


②学校はここまで活用できる

ご存知のとおり、多くの小学校・中学受験では、学校の授業では教わらない解き方のテクニックが必要です。

ここでは、高校受験、大学受験を前提にお話しします。

朝8時から夕方4時くらいまで、お子さんは一日のほとんどの時間を学校で過ごしています。

まずはこの時間帯にいかに集中できるかが、すべてのカギ。

ここをおろそかに過ごした膨大な内容を、下校後の時間で取り戻すことは出来ません。

そこを無理して塾通いしても、頭と体力はいっぱいいっぱい。

学力の基礎が身に付かないまま、時間もお金も浪費してしまうことになります。

まずは、学校をとことん活用しましょう。


分からない箇所を、教科の先生にこまめに質問してください。


それを面倒と思う教師はまずいません。

面倒どころかおおいに喜ばれ、「意欲点」として平常点も上がります。


ところで、この方法がどこまで通用するのか…?

気になるところですよね。

進学を目安にお話しすると、私の知人のお子さんは、塾通いせず、授業を徹底的に重視するこの方法で、東大合格を果たしました。

ちなみに、高校によって使用教科書が違います。

学力がある程度高い高校であるならば、学校の授業だけで難関校合格は充分に可能なことなのです。



そしてもうひとつの例を。

かつて、「同時通訳の神様」と言われた英語の同時通訳の草分け、國弘 正雄氏。

國弘氏は、中学の英語の教科書を徹底的に音読して、ひたすらそれだけをして英語を身に付けたと言います。


さて、私にも今週中学に入学する息子がいます。

教科書音読で、私も今こそ英語を身につけようと企んでいるところです音譜



次回は、塾ならではの利点についてお伝えします。



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