保護主様宅に到着し、いよいよ対面。

私が会いたかった2匹は、保護主様宅でなかなか楽しそうに暮らしていた。

優しそうなご夫妻と、その時はお出かけしていたようだけれど小学生のお子さん、面倒見の良い先住猫さんに囲まれていた。

ご夫妻から保護当時の状況や目のケアの方法を教えていただきながらちびっこ2匹と触れ合う。

聞けば妹の方もまだ行き先は決まっていないそう。

2匹ともあどけない表情のまま私たち夫婦の様子を見ている。

兄猫の方は、物怖じせずどんどん近づいて私の手のひらをにおう。

慣れてきたかなというところで撫でようとすると、ボクサーのようにヒョイヒョイ私の手をかわす。

あれ、君はあんまり目が見えないんじゃなかったのか?

妹猫は少し慎重に兄猫と私のやりとりを見守っていたが、害はないと判断したのか、しばらくしたら近くによってきてくれた。

そして撫でさせてくれた。産毛のような細かな毛。

うちに来たらお子さんとの触れ合いは皆無になっちゃうな。

うちの先住猫は、お世話はしないだろうな。

お子さんがお出かけしてるのは、やっぱりお別れが寂しいからなのかな。

そんな考えが頭をよぎる。

でも私なりにできる限り幸せにしてあげると誓って私はここに来たのだと思い直し、保護主様に是非2匹とも連れて帰りたい旨を伝える。

保護主様からはありがたいことに了承を得ることができた。

何が起こってるかさっぱりわからないと言った、きょとんとした顔の2匹を乗せて、私たちは帰路についた。