橘 博貴 の
~人生の終活劇~「独り芝居・老いのレッスン」
「はーい!午前のリハいくよ!」 ごめん、3分待って、書きあがる。
1,600人:1人とは何か。群衆と個人である。2016・12・07、1万人のゴールド・シアター2016が、埼玉
スーパーアリーナで上演された。
故蜷川 幸雄の意志を継ぐノゾエ征璽は、半年間の稽古を経た1,600人の一般出演者の老い人を、舞台にあげた。リアルを背負った老い人たちである。
この世界最大級の群集劇に、1,600人の自己主張を、群衆の渦の中に見事に閉じ込めた。
引き籠る老い人を外に誘い、演劇を通して気づかなかった別の自分と対面させ、生きるきっかけになってくれればいいと、きっとそう考えたに違いない。
わたしは、老い人が、無駄を剥ぎおとすことによって身軽になり、生き切るきっかけになるかもしれないと、この戯曲を書きました。つまり、老いを感じたとき、欲望との決別の意味をこの「独り芝居・老いのレッスン」で感じ取って貰うことが出来たらいいなと。わたし自身、〈生き切る〉ことが出来る老い人になりたくて「独り芝居・老いのレッスン」を演じています。
初演は2017・6・10、埼玉県鴻巣市こうのすシネマでした。観劇してくださった102名の方々の批評と課題を背負い、伊那公演に臨みます。