ブラック企業に入社したのは5年前の夏でした。

 

その1か月前求職中の私は職安で職を探していた。

求人検索 第一優先条件は「家から近い場所」通勤時間として30分以内。第二希望条件 事務職 第三希望条件 正社員

物凄い高いハードルでは無かった為、この3点に希望条件に合う求人は8件程見つかった。

 

職安の担当者に気になる求人があると伝えたところ、担当者は求人を出している会社にすぐ連絡をして下さった。

電話の先の面接担当者は「普段外出も多く、今日なら都合が良いから1時間後にすぐ来て下さい。」との回答だった。

職安から面接先までは徒歩15分程の場所だった事と職安担当者は就職が1日でも早く決まるよう一生懸命対応して下さった為、断る理由が無かった。

 

職安で求人を探す流れは

→気になる求人が見つかれば印刷する。

→家でホームページなど会社の雰囲気などを確認する。(悪い噂が無いかも含めて...)

→気になったらエントリー

と考えていた為、職安にはジーパンとポロシャツというラフな格好で伺ったが、その恰好のまま面接する事になった。

当然、履歴書も持っていない。

 

成り行きにまかせ面接先に到着。

年配の男女2名に挨拶され、こちらも名前を名乗り、深々と挨拶をした。

会社全体の面積はパーテンションなどもありすぐには確認できなかったが多くても6~8人くらいしかデスクが置けないだろうというスペースだった。純粋に小さな会社というのが第一印象。

 

私は過去の経歴をざっくりと話し、残りは会社の取り扱いしている商材についてや取引先の情報を聞いた。

また、現在求人を募集しているのは2か月後に5年勤めている社員が退職するからだという事だった。

興味があれば、後日履歴書を郵送して下さいとの話でその日の面接は終了した。

 

 

続く