リーダー苦しみは計り知れない。なんて孤独なのだろう。決断の前には迷い悩み逡巡し、決断のあとはその責任の重さに一人耐える。
逃げ出さずに命をかけると公言できるリーダーが世の中にはどれだけいるのか。
そんなリーダーに出会えたことを幸せに思う。
読んでます。美容師さんに勧められて。終わらざる夏もそうだったが、戦争という異常な世界で生きていた人の精神構造はどんなだったのか?
同じ人間でありながら、明らかに恵まれた環境にある現代人が精神を患うのは根本的に何か違っている。
生死がかかった極限状態では、あらゆる感覚が研ぎ澄まされるのか。あえて無関心を装うことはあっても、現代ほど人に無関心ではいられなかったのでは。他人の感情にも敏感に自らの心も震わせていたと思う。

いま異常な組織に身を置いていることの嫌悪感は、寄り集まって見苦しく謀に忙しい年長者たちにではなく、冷静に醒めた態度で薄ら笑いとともに傍観している若手に感じるものである。
彼らの感覚が分からない。気味が悪い。自分の苦しさには安易に救いを求め、他人の傷みは割りきって頭で理解するのだ。うわべの共感はするがあくまで他人事だ。

もっと感情を剥き出しにして生きたほうが幸せではないか。