二十四節気の処暑は、朝夕には涼しい風が吹き、心地よい虫の声が聞こえて来る頃、そして台風到来の時期とされている。
今年の処暑は、23日の日曜日だが暑さが弱らぐどころか月末までこの暑さが続きそう。
図書館の前の公園は大きな欅の木の森、
欅が日差しを遮る傘になって緑陰を作っていて、
ここなら安心と若いお母さんが子供を遊ばせていた。
借りて来た本の中に
・超短編アンソロジー ホメロス、キャロル、カフカ、安倍公房、村上春樹等の短編
・教えたくなる短編集 北村薫、宮部みゆきが選んだ13作品
木陰で他より涼しいとはいえ30℃くらいはある、
更にミンミンゼミの大合唱、
そこで本を読むなんて気分になれなかった。
この危険な暑さで今月の熱中症の死者はコロナの死者を大きく上回った。
コロナは収まっても夏の暑さは毎年やってくる。
子供と同じように大人も長い夏休みが必要だ、
現在の1週間とか10日の夏季休暇を2週間、20日に変更、これを企業に義務付ける。
夏のバカンスは、ヨーロッパでは当たり前、冬が寒いヨーロッパは、夏が快適、
日本の場合は、酷暑回避が目的。
中国、韓国のように何かあれば、すぐ訪日人数を制限する、そんな海外に依存しない観光が本来の観光、
余計なおもてなしも不要、かつて農家のためにあった自炊宿のようなものも復活してくれたら有難い。
もう、40年以上前になるが仙台でグリーンピア構想を発案した元厚生省・年金局長の話を聞いたことがある。
この構想、お役所仕事と政治家の思惑で破綻するするのだが、本来はヨーロッパのような余暇の過ごし方を模索したものだった。
パリの夏休みを知ったのはフランス映画・ぼくの伯父さん、
バカンスに入るや、パリから地方に向かう道路は一方通行になりそこをシトロエンの2CVが行く。