自治会 その② | 老$の徒然草

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自治会の歴史

自治会の起源は、古くは大化の改新の五人組隣保制度、あるいは近世の五人組とされている。

たぶん、5人を最小単位にして作らせたのだろう、

勿論、統治者の都合で、・・・・・・

 

私が生まれる数年前に隣組の組織が強化され戦争遂行の一翼を担った。

その為、戦後GHQから隣組は解散させられた。

しかし、数年後には次々に自治会/町内会として復活、現在に至っている。

 

復活させなかった吉祥寺の武蔵野市だけは、現在も自治会がないらしい。

 

役員の選任

私が会長を引き受ける前に『役員輪番制』が総会で決定した。

それを踏まえて向う10年間の全ての役員名簿が作られた。

ところが実施直前になって紛糾、結局白紙になった。

この混乱期に自治会長が辞任、その後釜の役目が回ってきた。

 

やはり自治会の役員は、機械的には決められない、

結局、引き受けてもらえる人を探索するしかない。

 

役員の任期は2年、継続できる人は長くやってもらう。

 

会計

会計ソフト/弥生会計を使ってきたが手書きに戻した。

自治会費は振り込み、自動引き落とし。

それでも残額がないとか、二重振込みとか、いろいろある。

自治会費は月額200円。

 

行政協力報奨金

行政協力報奨金制度があるところとないところがある。

報奨金の金額も自治体によってまちまち。

所沢の場合は、会長が24000円、副会長が12000円。

 

自治会の加入率

加入率が減少、市はマンションにも管理組合とは別に自治会を作るように行政指導。

更に自治会加入促進条例を作るも、加入率は70%を切ってしまった。

自治会は任意団体なので加入の義務もないし退会も自由。

 

過疎地では、自治会が自ら解散を選択するケースも出てきた。

 

自治会のテリトリー

居住者は、自治会を選べない、住んだ場所で自動的に自治会が決まる。

道路を挟んで向う側は隣の自治会ということもある。

家があってもなくても自治会のテリトリーは決まっている。

公園もいずれかの自治会に属している。

 

日本的事情

欧米は教会が地域の中心、しかし、今の日本のお寺はお葬式が主で昔のように地域のシンボルではない。

自治会があることで近隣住民の親睦が図られているが、自治会に無関心な人も多い、

特に若い人ほど、

私も10年前まで自治会の総会に出た事はないし、行事に参加したこともなかった。

 

今、誰もが認める自治会の意義は、

災害対応

だ。

みんなのなんとなくの了解事項は、

災害時には自治会があればないよりましだろう。