交流協会の大馬鹿野郎 せっかくチャンスをパーにした。 | 老$の徒然草

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もうじき80歳、ブログはボケ防止の頭の体操
This blog is essays in idleness by Oidoru and a trivia expert monologue.      

 東日本大震災に台湾から巨額の義捐金が送られた。その額は、世界最多だった。
 その後、日本政府は、被災支援の感謝広告を海外の主要紙に感謝の広告を行った。中国の反発を懸念して、台湾を外した。此処まではいい。
 これに、疑問を抱いたある女性が、NETで呼びかけたら、数日でお金が集まり、台湾紙に感謝の広告を掲載できた。
 そのコピーに、気仙沼の漁船船長が「元気です。台湾ありがとう」の広告があった。
 台湾の高校教書にこれを載せようとの計画が起こった。
 「台湾は日本に最多の義援金を送ったが、感謝広告は(民間団体である)交流協会名義で日本政府からではなかった」との説明文が付いていた。
 これに、日本の交流協会がおもしろくないらしく、結局、教科書に載せる計画がなくなってしまった。

 全く、馬鹿じゃないかと思う。たぶん、交流協会と言っても外務省傘下の機関なのかもしれないが、台湾側の注釈は事実だし、誰だってその背景にあるものを想像できる。

 日本の外務省は、外交はやらずに、やっていることは社交だけ、上から下までワインの銘柄だけは詳しい、爺なら外務省の予算を半減して文科省に回す。

 冷静に考えれば注釈があった方が良かった。
 台湾は、台湾地震の返礼で日本に義捐金を送った。政治的な思惑なってなかった。

 エルトールル号の海難事故の救出を後代まで忘れまいとトルコが自国の教科書に載せていたから、あのテヘランからの邦人救出の飛行機を飛ばしてくれたのだ。危機一髪だった。

 外国人を助けたり、その感謝の念は、本来、官制のものではなく、その発端は、すべからく民間レべルのものだ。

 実に愚かなことをことをした。
 こういうことをあまりマスコミも言及しない。
 ここに、爺が一人で歯ぎしりしている。
 懐に余裕のある人は、台湾に行ってください。日本より暖かいはずです。