カープは地元開幕戦が昨日だった。
地元開幕戦の先発は青木高広、昨年、自分が唯一マツダスタジアムで観戦した時と同じ先発である。
昨年観戦時は先制しながらロクにリードを保てないようなピッチングで失望させられた記憶があるが昨日は最初から撃ち込まれたようで早々に勝負は決してしまった。
昨日の試合を見る限り明らかに昨年より戦力はダウンしているようである。
いくら野村新監督が意気込みを表明したところで実情は専門家の予想通り最下位近辺が妥当と言わざるを得ないだろう。
個人的に疑問を感じるのは関東(東京ドーム、神宮、西武ドーム等)の球場に比してもむしろ高い観戦料やグッズの収益、抜けたルイスの年俸をどこにつぎ込んだのかということだ。
自分が見る限りでは青木は先発に匹敵するような投手には到底見えない。先発投手を見ただけで敗色濃厚な思いに駆られてしまう。
大竹が健在でも豊富とは言えない投手陣を何故補強していないのか疑問だらけである。
球団が貧乏や資金力不足を謳って理解を求めるのは勝手だが他の球場よりむしろ高い観戦料やグッズを購入してでも応援するファンの思いに真剣にオーナーやフロントは応えるべきではと強く感じてしまう。
広島市が招致を検討している2020年の夏期五輪について、関連経費を削る予算案が可決したようだ。
広島市が招致とはいっても実態は秋葉市長とその有志が中心であり、一方的でかつ、筋を通したとは言い難い招致活動なので当然の帰結のような気がする。
個人的には政治において、最近の風潮として根回し(調整)をしてから方針を表明するという当たり前のことすら出来ていないなと感じる事が多い。
調整不足なものは当然、賛同が得られ難いし、多くの人間の目を通っていないことから不備が多くなりがちである。
何よりも水面下で進められたことによる周囲や有権者の不信感を増大させる。
論語の『信なくば、立たず』という言葉を今一度、肝に銘じるべきである。
巷で流行語になった事業仕分け、だがフレーズのみが先行し、実際に何をどのように仕分けしたのかについては驚くほどテレビでは報道されていない。
漢方薬が保険適用の医薬品から外されることなんて知らない人がほとんどだと思う。漢方を治療の頼りにしている人は決して少なくないと思うので何を持って報道対象として扱わないのか甚だ疑問に感じてしまう。同様に首相が進めるCO2削減のプロモーション活動でさえ何故か緊急性がないとか判断されて削減対象になっているのに報道は一切しない。
ある側に都合の悪い報道はしないように恣意的にジャーナリズム側が取捨選択しているのではないかと強く感じてしまう。
ニュース新書の田勢氏が言われた「見る者が公正に判断できるように情報を提供するのがジャーナリズムの使命だ」は全く蔑ろにされているのではと感じる。
報道の精神を放棄した者に報道の自由や権利を主張をする権限はどこにもない。