『芦屋のかなかな家主の独り言』

『芦屋のかなかな家主の独り言』

神戸のお隣・芦屋市で賃貸マンションを営むおとぼけ家主「かなかな」が、地域の紹介や賃貸のお話を少しだけ。。。
--- 決してお部屋のPRブログではありませ~ん! ---

今の大家業の仕事を始めて15~16年。
それまで製造業の企業の中間管理職としてそれなりの金の計算は嫌ほどさせられたが、あくまでも幾らで作れるかと採算は?、という計算。
 
大家業としての金の計算は法人の経営全般だから範囲は広い。
年間の売上として計算する額はサラリーマン時代の数十億~百億円超えに比べると二桁下がったものの、検討する対象の期間は数年から数十年に変わった。
サラリーマンの中間管理職としては毎年をどう済ますかだが、小さくても法人の経営としては将来を考える必要がある。
 
そんな中で大家業として気付いたのは次のこと。
①銀行さんがお金を貸してくれるということは大事なことで、借入金は財産であるから利息を払っても借りた方がよい。(銀行にとってのお客は預金者ではなくて借入者)
②利益に対する法人税を払うことをもったいない、と思ってはいけない。納税は信用であり、資金を残すためには避けられない。(税金逃れに経費を増やすことは無駄)
③将来を考えた上での計画的な経費は投資になるが、近視的な改善工事は無駄遣い。(他者に追従した/物真似的な・・・隣の芝生は青いという考えでは成り立たない)
④大家として不動産を扱う場合は、目の前の利回りよりも20年先、30年先の資産形成を見据えるべき。(食べていくためには目の前のことも大事だが、投資の結果を焦っては上手く行かない)
⑤大家業としての相続には10年単位での準備が必要。(最低でも30年の準備)
誰かに教えてもらったわけではない。
この仕事を始めて3~4年ほど収支表と向き合いながら先々のことを考えていたら出たのがこれらのこと。
 
加えて、
⑥自分でできること、自分でやるべきこと、と、他者に頼むこと、他者に任せること、を自分の中で確立すること。(管理会社に全部お任せでは見えなくなる)
⑦人を知ること、付き合うことを疎かにしない。(仲介業者、工事業者、入居者、部屋を探す人、皆と正しく向き合うことが大事)
⑧問題を先送りしない。(トラブル、クレームにはすぐに動く)
といった、どんな仕事にも共通する事柄も改めて認識した。

 

人によって考え方は違うし、仕事のやり方も異なる。

あくまでも個人的な意見だよ。


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