mr.oxygen

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うとうとしていたらいつの間にか3月になってしまいました。

一説によれば人間の体内時間は1/年齢になっていて、毎年短くなっているらしいです。


年寄りになったら毎年新幹線並みのスピードで時が流れていくんでしょうか。なんと恐ろしい。

てなわけで本日紹介するのは貴志祐介「新世界より」。



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人類は血塗られた大地の上でも尚、生き抜かなければならない-。


1000年後の日本。「呪力」なる超能力を獲得した人間は、八丁標と呼ばれる結界の中で


平和に暮らしていた。そこで生まれ育った主人公、渡辺早季とその仲間たち、


そして「外の世界」の異形の生物との交流を描く。


非常にスケールが大きい作品。文庫本三巻分という長さの中に濃密な世界観が詰め込まれている。


かなりの大長編ではあるが、物語に引き込まれるうちにあっという間に読み終わってしまう。


(自分は休日の二日間で読破した)


ちなみに前回紹介した「ハーモニー」と同様、この作品も日本SF大賞受賞作である。(個人的には


SFというよりはファンタジーだと思うが)


戦闘に重きを置いたストーリーは「ラノベっぽい」とも取れるが、読みやすいとも言える。


テレビ朝日系でアニメが放送予定であり、(最近は随分と小説のアニメ化が増えているが)


「偽りの神に抗え」というこれまた何ともかっこいいキャッチコピーがついている。


ただ中身がエ口、グ口のオンパレードであるため、どこまでアニメで再現できるかというのには


一抹の不安がよぎるころである。


前述の通り非常に長い作品ではあるが、絶対に読んで後悔はしないなので


是非とも一度は読んでもらいたい。






















噂に聞いた話なのですが、海外では2月14日にバレンタインデーというチョコレイトを交換する


イベントがあるらしいです。不思議な習慣ですね。



mr.oxygen


さて、本日紹介するのは伊藤計劃(けいかく、と読む)著、ハーモニー。ジャンルはSF。


理想郷に佇む少女たちは、世界の終わりの夢を見る-


舞台は大体2060年くらい。「大災禍」と呼ばれる世界大戦で大きく傷ついた人々は、


科学の発達によって病が駆逐された「健康」を何よりも重視する社会を築き上げていた。


酒や煙草などの嗜好品は違法とされ、見せかけの優しさや倫理が支配する「理想郷」。


そんな世界を疎ましく思った少女たちは餓死することを選択した。


それから13年後、死ねなかった少女、霧慧トァンは世界で数千人が同時に自殺するという


不可解な事件を目撃し、その陰にかつて一人死んでいった少女の姿を見る。


ちなみに日本SF大賞(まどか☆マギカがとれなかったやつ)、海外のフィリップ・K・ディック賞受賞作。


SFとは言っても宇宙で戦闘をするようなガチガチのものではなく、steins;gateのような


随所に生活感が見られる内容になっている(中身は全く持って異なるが)。SFに興味がある、


ないに関わらずオススメできる一冊である。


話の面白さもさることながら、人間の意識の意義を追求した内容は単なる娯楽では済まされない


ものであり非常に考えさせられる作品である。


まず最初に表紙を見たときに「白っ!」と思われることだろうが、読後はきっとその表紙が


少し違って見えるはずであろう。


著者の伊藤計劃はこれを含めて2冊しか本を書いておらず、2009年に逝去した。


日本の文学界はとても惜しい人物を失った、と痛感せざるを得ない一冊でもある。






































・・・てなわけで今週から小説等のれびゅうをすることになりました。amazonでやれとか


言わないで下さい、傷つきますから。


ちなみに第一回の作品は・・・ばばーん、「十角館の殺人」です。こんな名作に自分が


批評するなど何ともおこがましい限りなのですが、そこはどうかご容赦下さいませ。



mr.oxygen


孤島に建てられた謎の館、十角館。そこを7人の男女が訪れたとき、恐るべき殺人劇が開幕する・・・


作家・綾辻行人の処女作にして推理小説の金字塔。なんて書くとだいぶお堅いイメージを


持たれてしまいがちですが、実際はかなり読みやすい作品です。


推理小説は大きく分けて本格派、社会派の二種類に分類されます。本格派というのはいわゆる


「古典的」なミステリーで、洋館、密室、トリックなどどれも「いかにも」な内容です。


一方で社会派というのは、事件の中に政治等の社会的な問題を混ぜ込んだ、ある意味では


「近代的な」ミステリーと言えるでしょう。


さて、この「十角館」ですが、これはどう見ても本格派の作品ですね。表紙からでもそんな匂いが


ぷんぷん伝わって来ます。


感想を一言で言ってしまえば、とにかく驚愕。犯人自体は誰でもおおよその見当はつくと思うのですが、


そこに隠された「仕掛け」には誰でも驚くこと間違いなしです。読んだことない人が羨ましいくらい。


ミステリーというと屁理屈が多い、ご都合主義で嫌い、などという人がいるかもしれませんが、


この作品はそんな先入観を見事に打ち破ってくれます。というか自分も以前はそのタイプでした。


ちなみにこの作品の作者は現在放送中のアニメ、Anotherの原作者でもあります。


あれが好きな人ならきっと気に入るでしょう。