うとうとしていたらいつの間にか3月になってしまいました。
一説によれば人間の体内時間は1/年齢になっていて、毎年短くなっているらしいです。
年寄りになったら毎年新幹線並みのスピードで時が流れていくんでしょうか。なんと恐ろしい。
てなわけで本日紹介するのは貴志祐介「新世界より」。
人類は血塗られた大地の上でも尚、生き抜かなければならない-。
1000年後の日本。「呪力」なる超能力を獲得した人間は、八丁標と呼ばれる結界の中で
平和に暮らしていた。そこで生まれ育った主人公、渡辺早季とその仲間たち、
そして「外の世界」の異形の生物との交流を描く。
非常にスケールが大きい作品。文庫本三巻分という長さの中に濃密な世界観が詰め込まれている。
かなりの大長編ではあるが、物語に引き込まれるうちにあっという間に読み終わってしまう。
(自分は休日の二日間で読破した)
ちなみに前回紹介した「ハーモニー」と同様、この作品も日本SF大賞受賞作である。(個人的には
SFというよりはファンタジーだと思うが)
戦闘に重きを置いたストーリーは「ラノベっぽい」とも取れるが、読みやすいとも言える。
テレビ朝日系でアニメが放送予定であり、(最近は随分と小説のアニメ化が増えているが)
「偽りの神に抗え」というこれまた何ともかっこいいキャッチコピーがついている。
ただ中身がエ口、グ口のオンパレードであるため、どこまでアニメで再現できるかというのには
一抹の不安がよぎるころである。
前述の通り非常に長い作品ではあるが、絶対に読んで後悔はしないなので
是非とも一度は読んでもらいたい。



