物忘れもいい。物忘れのひどさを嘆く。 だが、色々なことが起こってきつい時は 忘却という作用もまんざらではないように思う。 それから、このオバサン、 買った本を読んでいて、後残り少なくなってきた ところで、「ン? この本、読んだかも」となることが しばしば。 ま、いいか。推理小説は2度は読まない、なんて 若い頃思っていたが、2度も3度も読み返して、 何か得した気分になっているのである。